Windows 10でアプリを起動しようとすると「開く」ダイアログが表示されるバグが発生中
Windows 10に搭載されている「電卓」などのアプリを右クリックから起動させると、アプリが起動する代わりに「このファイルを開く方法を選んでください」というダイアログが表示される不具合が発生していると、Microsoftが報告しました。Microsoftは、今後のアップデートで修正する予定としています。
Right Clicking Teams Taskbar Icon opens "Open With" Dialogue on Windows 10
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams-support/right-clicking-teams-taskbar-icon-opens-quot-open-with-quot/ba-p/4170141
Windows 11, version 23H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-11-23h2#3328msgdesc
Windows 10, version 22H2 | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-10-22h2#3252msgdesc
Microsoft says bug causes Windows 10 apps to display Open With dialogs
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-says-bug-causes-windows-10-apps-to-display-open-with-dialogs/
Windowsアプリには、スタートメニューやタスクバーに登録したアイコンを右クリックして、そのアプリのタスクを実行できる機能があります。
例えば、タスクバーに電卓アプリをピン留めしてアイコンを右クリックすると、「関数電卓」や「グラフ計算」などの機能を直接開くことができます。
Microsoftは、2024年4月に配信された更新プログラム「KB5036979」が適用された端末でこれらのタスクを使おうとすると、タスクではなくファイルを開くダイアログが表示される場合があると報告しました。
Microsoftによると、この問題は「Microsoft Teams」「新しいOutlook for Windows」「切り取り領域とスケッチ」で発生しているとのこと。
また、IT系ニュースサイトのBleepingComputerは「タスクのショートカット機能があるすべてのWindowsアプリで同様の問題が発生している」と報告しており、電卓でもファイルを開くダイアログが表示されることを確認しました。
このバグが発生するとタスクが適切に実行されないため、アプリを開いて手動で操作する必要があるとのこと。ただし、BleepingComputerが試した限りでは特に動作に支障はなく、ダイアログを閉じれば問題なくアプリを使用できたそうです。
Microsoftは「必要な修正がすでに特定され、準備も進んでおり、今後のWindows 10 22H2のアップデートですぐに修正が提供されます」と述べました。
Windows 10の不具合とは別に、Windows 11でもMicrosoftフォトアプリが起動しない不具合が発生しています。具体的には、2024年6月4日以降にMicrosoft StoreからMicrosoftフォトアプリ(バージョン2024.11050.29009.0以上)をアップデートすると、回転する円が表示されて消えてしまうとのこと。
デバイスにプロセス監視ツールのProcmon(Process Monitor)がインストールされていると、プロセス終了時にアクセス拒否エラーが表示される場合もあります。
Microsoftはこの問題についても、「解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで更新を提供する予定です」としています。
06/20 11:36
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