Microsoftが「一部のデバイスが起動しなくなるWindows Update」の配信を停止


MicrosoftがWindows 11向けの更新プログラム「KB5039302」の配信を停止しました。Microsoftによると、一部のデバイスで「再起動を繰り返し、正常に起動できなくなる」という不具合が確認されたそうです。
Windows 11 バージョン 23H2 の既知の問題と通知 | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-11-23h2#2831msgdesc


問題が確認されたのは、2024年6月25日(火)にリリースされた更新プログラム「KB5039302」です。Microsoftによると、一部のデバイスで「繰り返し再起動し、通常の使用を復元するために回復操作が必要になる」という不具合が発生しているとのこと。
Microsoftは影響を受けやすいデバイスとして「仮想マシンを利用しているデバイス」「クラウドPCやDevbox、Azure Virtual Desktopなどの入れ子になった仮想化を利用しているデバイス」を挙げています。
Microsoftは記事作成時点では「KB5039302」の配信を停止しており、問題を解決した更新プログラムを今後リリース予定です。
なお、問題が見つかった「KB5039302」には以下のような更新が含まれていました。
・日本語のタッチキーボードの使用時に特殊文字を入力できない問題への対処
・Snipping Toolで画面録画した際に音声が乱れる問題への対処
・タスクマネージャーを起動している際に「ハードウェアの安全な取り外し」が機能しなくなる問題への対処
・ゲームのプレイ中にGame Passのレコメンドカードを表示する機能の追加
・タスクバーにデスクトップを表示するボタンを追加
・エクスプローラーで7z形式やtar形式の圧縮ファイルを作成可能にする機能の追加
・Emoji 15.1のサポート
・共有ウィンドウでファイルをコピーする機能の追加
・新しいアカウント管理機能の追加
・エクスプローラーでファイルを選択した際に黒い枠線を表示する機能の追加
・Copilotの新しいエクスペリエンス

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