Intelの次世代プロセッサ「Arrow Lake-S」は14世代と同じコア数でハイパースレッディングにも対応しない可能性

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リークされたIntelの資料から、「Arrow Lake-S」のコードネームで呼ばれるIntelの次世代プロセッサは、既存の第14世代「Raptor Lake Refresh」プロセッサと比べてコア数が増加しないことがわかりました。
Leaked documents list Intel Arrow Lake-S with 8P+16E cores, 125W TDP, full 800-series chipset details - VideoCardz.com
https://videocardz.com/newz/leaked-documents-list-intel-arrow-lake-s-with-8p16e-cores-125w-tdp-full-800-series-chipset-details

Intelの次世代プロセッサ「Arrow Lake-S」は14世代と同じコア数でハイパースレッディングにも対応しない可能性 - 画像


Intel's next-gen Arrow Lake CPUs might come without hyperthreaded cores — leak points to 24 CPU cores, DDR5-6400 support, and a new 800-series chipset | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/intels-next-gen-arrow-lake-cpus-might-come-without-hyperthreaded-cores-leak-points-to-24-cpu-cores-ddr5-6400-support-and-a-new-800-series-chipset
資料をリークしたX(旧Twitter)ユーザーの@YuuKi_AnS氏は記事作成時点で該当の投稿を削除していますが、テクノロジー系メディアのVideoCardzが同内容の再投稿を行っています。
資料によると、Intelはデスクトップ向けのArrow Lake-Sシリーズにおいて、高性能(P)コア8個と高効率(E)コア16個を含むダイを準備している模様。他にも6P+16Eコア、6P+8Eコアのパターンが資料に掲載されているそうですが、この情報が正確だと仮定すると、Intelの次世代デスクトップCPUはRaptor Lake Refresh-S CPUと比べてコア数は増えず、既存プロセッサの定番であるハイパースレッディングに対応したPコアもないことになります。

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ハイパースレッディングは1つのCPUコアで2つのスレッドを実行できるIntelの技術ですが、以前からIntelがハイパースレッディングを廃止し、新しいアプローチのPコアに移行するとの噂があったため、今回の資料はこうした予測を裏付けることになります。
また、Arrow Lake-S用ソケットの「LGA-1851」は既報通りDDR5-6400メモリのみを採用し、DDR4をサポートしないことも資料からわかりました。加えて、LGA-1851ソケットを搭載する初期のマザーボードはグラフィックスカード用に16本のPCIe 5.0レーンと、ストレージ用に4レーンのPCIe 5.0レーン×2を搭載する予定。さらに、UHB20レートのDisplayPort出力とThunderbolt 4コネクタもサポートしています。

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チップセットは合計24のPCIe 4.0レーンを備えたIntel 800シリーズが採用される模様。このうち少なくとも8レーンが2つのM.2ドライブ専用で、グラフィックカードや拡張カード用に4+4+2のレーンが含まれています。
今回リークされた資料には「プレリリース」との記載があり、実際にそのままの仕様で市場に出てこない可能性もあります。

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