Lenovoが「ASUS製ノートPCが特許を侵害している」と主張して損害賠償と販売停止をASUSに要求

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大手PCメーカーのLenovoが、台湾のPCメーカーであるASUSのノートPCが特許を侵害しているとして、販売停止と損害賠償を求めてアメリカ・カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提訴しました。
Lenovo Asserts Patent Portfolio: Files patent infringement action against ASUS with United States International Trade Commission - Lenovo StoryHub
https://news.lenovo.com/pressroom/press-releases/lenovo-asserts-patent-portfolio/

Lenovo takes rival Asus to court for patent infringement • The Register
https://www.theregister.com/2023/11/22/lenovo_takes_asus_to_court/
Lenovo seeks halt of Asus laptop sales over alleged patent infringement | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2023/11/lenovo-seeks-halt-of-asus-laptop-sales-over-alleged-patent-infringement/
Lebovoは2023年11月15日に裁判所に提出した(PDFファイル)訴状の中で、ASUSが販売するノートPC「Zenbook Pro 14 OLED」や「Vivobook Flip 14 TM420」などの一部の製品が、2010年にLenovoに対して発行された特許を侵害していることを主張しています。
LenovoがASUSによる特許侵害を(PDFファイル)主張しているのは、「(PDFファイル)リソースブロックの使用と割り当てを高速化する技術」「(PDFファイル)無線LANのWake-on-LANに関する技術」「(PDFファイル)タッチパッドでの斜めスクロールに関する技術」「(PDFファイル)ノートPCをタブレット型に転換するためのヒンジ技術」の4項目です。

LenovoはASUSに対して逸失利益や特許使用料を含む賠償金の支払いを求めるとともに、マーケティングや広告、配布、販売などを停止するように求めています。Lenovoは「ASUSによる過去および継続的な特許侵害の結果、Lenovoは回復不能な損害を被っており、ASUSが販売を続けた場合、今後も損害を被ることになります」と述べています。
また、Lenovoは「2023年第3四半期におけるASUSがPC市場を占めるシェアは約7.1％と、Lenovoのシェアである約23.5％には及ばないため、ASUSに対する何らかの措置が取られても、アメリカの消費者や市場競争への悪影響はないでしょう」と主張しています。
Lenovoは今回の裁判について「2023年8月にASUSがLenovoに対して、携帯電話技術に関連する訴訟を提起したことに起因します。Lenovoにとって、訴訟は最後の手段でした」と述べています。

今回の裁判に関して、Lenovoはコメントを残していません。また、ASUSも裁判が係争中であることを理由にコメントを控えています。