大型アウトディスプレイが超優秀。モトローラの最新スマホ「motorola razr 50 ultra」

Photo: 山田ちとら

折りたたんだままでもいける。

2024年9月に折りたたみスマホ「motorola razr 50を日本で販売開始したばかりのモトローラが、はやくも最新のウルトラ版を引っ提げて再登場です。

今回の取材で初めて折りたたみスマホに触れてみた筆者。感想としては、折りたたみ時のコンパクト感は大いにアリかなと。アウトドア派の方や、荷物はとにかく小さくまとめたいっ!というコンパクトさ重視の方には超おすすめかも。

趣味でトレイルランニングやサイクリングに出かけることがあるのですが、このサイズならばポケットにしっかりと収まるし、メインディスプレイを傷つける心配がないのが純粋にうれしかったりします。

あと、折りたたんだままでもメールに返信したり、AIアシスタントを呼び出したりできるのは利便性が高そうだし、いざスマホを開きさえすればそこにはもっと広いディスプレイが待ち受けているのにも心惹かれます。

モトローラ史上最大のアウトディスプレイ

こちらが2024年12月6日発売予定の motorola razr 50 ultra

Photo: 山田ちとら

縦に長ーい6.9インチ有機ELディスプレイを閉じると、たちまち手中に収まりやすい4.0インチプラスチック有機発光ダイオードディスプレイに。

3.6インチだった motorola razr 50 のアウトディスプレイと比べて圧倒的な大きさを誇り、しかもフル画面表示でキレイ。リフレッシュレートも向上しており最大 165Hz となっています。

スマホを閉じたままGoogle Gemini、音楽、メール、メッセンジャーなどのアプリをパラレル操作することが可能で、実際に親指一本でも操作しやすいサイズ感は好印象でした。

アウトディスプレイでいろいろできちゃうから、わざわざスマホを開かなくてもOKなのってめちゃくちゃ便利そうじゃないですか?

ヒンジに技あり

Photo: 山田ちとら

耐久性を兼ねた美しい折りたたみデザインもポイントです。

Photo: 山田ちとら

モトローラ独自の「ティアドロップヒンジ」と超薄型ガラスのおかげで、メインディスプレイの折り目はまったく気になりません。

閉状時の薄さは約 15.32mm と、motorola razr 50 よりもさらにスリムに。

IPX8 等級の防水・防塵対応です。

質感にもこだわり

Photo: 山田ちとら

背面にはシックなヴィーガンレザーがあしらわれています。

motorola razr 50 ultra は2色展開で、オープンマーケットモデルはミッドナイトブルー(右)のみ、 IIJmio限定モデルはホットピンク(左)も。ヴィーガンレザーの質感がそれぞれ異なります。

Photo: 山田ちとら

ホットピンクモデルはスエード調。いいかんじにレトロな雰囲気で、肌に吸いついてくるような感触でした。

様々な撮影スタイルから選べる

メインには 5000万画素/5000万画素のデュアルカメラ、インカメには3200万画素のカメラを搭載しています。

ここで注目したいのはカメラのスペックそのものではなく、 ニーズに合わせて自在に選べる撮影スタイル

Photo: 山田ちとら

たとえばカメラアプリを起動したうえで端末を 90 度曲げると、自動でカムコーダーモードになります。 片手で撮っていても安定性があるし、いかにも「撮ってます」感を演出できて楽しい!

また、テント型に折りたたんでスマホを自立させたままメインカメラで自撮りを楽しむスタイルも。アウトディスプレイで自分の姿を確認しながら撮ることができるし、ジェスチャーによる遠隔操作もできるので、自分を含めたグループ写真を撮るときに重宝しそうです。

AI強化された撮影機能いろいろ

Image: Motorola

モトローラとGoogleとのパートナーシップによりGoogle Geminiアプリが搭載されている motorola razr 50 ultra ですが、それに加えてオンデバイスなAI = moto ai も搭載されています。

この moto ai で強化されたカメラ機能として、新しく自動フォーカストラッキング(動いている被写体に自動的にフォーカスする動画撮影機能)と、長時間露光モードが使えるように。

また、従来からの適応型手ブレ補正機能(ブレの少ない動画撮影)と、アクションショット(動いている被写体を撮影する際に自動的にシャッタースピードが調整される機能)は健在です。

Image: Motorola

ナイトビジョンモードと光学2倍ズームの望遠カメラを使ったポートレートモードもありますが、なかでも気になったのはティルトシフトモード。撮影された被写体をジオラマのように小さく見せることができるそうで、使ってみたくなります。

CPUも大幅パワーアップ

このオンデバイスAIを動かしているのが新たに搭載されたクアルコムのSnapdragon® 8s Gen 3です。

オープンマーケットモデルのストレージメモリは 512GB で、最大 12 GB の最適化まで可能なRAMブーストに対応。ソフトバンク向けのモデルはストレージメモリが 256 GBとなっています。

バッテリーは 4000mAh で、45W の高速充電、15Wのワイヤレス充電、そして5W の充電シェアにも対応しているとのこと。

FeliCa対応もバッチリです。

Photo: 山田ちとら

MNOのキャリアはソフトバンク、MVNOのキャリアはIIJmioから、12月6日発売開始となっています。

Source: Motorola
Image: Motorola
Photo: 山田ちとら

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