デザインしたのは障がいを持つ当事者。ナイキの「片手で開くバックパック」
内側に使い方のイラストがあって親切!
世の中には手脚が不自由でもスポーツを楽しみ、極めた人たちは世界大会で活躍しています。
義足や車椅子などの道具は進化していますが、意外とその周辺の道具は健常者用のままなんですよね。
ナイキのデザイナーが立ち上がる
スポーツウェアのNIKE(ナイキ)では、生まれつき左腕がなく、子供の頃からスポーツに親しんできたデザイナーが使いやすいバックパック「Nike Elite EasyOn」を開発。
片手で開閉できて開口部が広いなど、使いやすい工夫がいろいろ詰まっています。
どんな体型の人でもOK
バカっと開くフタは強力磁石でくっつき、片手で開いて閉じるのも簡単。「Gフック」なるストッパーと輪っか付きのジッパーで密封ができる仕組みになっています。
背中部分からフタまでをフックで繋げばもっと固定できます。バッグを横に倒せば、キャリーバッグのハンドルを通せるのも便利です。
車椅子にもかけられる
脚が不自由な人は車椅子が必須ですが、これまでちょうど良いバッグはありませんでした。
ですが「Nike Elite EasyOn」は、ユニークな肩紐で、車椅子にもかけやすくなっています。
ストラップは脱着可能で両肩に背負うことも、1本を斜めにかけてスリングバッグにすることもできます。薄くて細いストラップだけにすれば、長さ調節で車椅子のハンドル部分にかけられます。
側面にもポケットがあり、底面からも開いて中の物が出し入れできて、誰にとっても使いやすいこと間違いなし。
スポーツしなくても使いたい
容量は31Lで、価格は150ドル(約2万3200円)。プロでもアマでも学生でも、ましてやスポーツをしなくても普通に欲しくなりますね。
Source: NIKE (1, 2), designboom
11/18 10:00
GIZMODO