KORGの新シンセ「multi/poly」、面構えが最高すぎやしないか
デスク端に置いておきて〜〜〜。
名機の復刻と新境地の開拓を並行して続けているKORG。次の一手となる「multi/poly(マルチ・ポリ)」は、ビンテージのエッセンスに新技術をかけ合わせた、なんとも実験台な一台となりそうですよ。
このデモのサウンド、すんごい好き。シーケンスがいい仕事しとる…。
西海岸も東海岸もこの一台で
インスパイア元になっているのは、1981年登場の名作シンセ「Mono/Poly」。パネルの配色や側面のウッド素材など、オリジナルを思わせる意匠にグっと来る人は少なくないでしょう(ロゴがデカいともっとエモかった…)。
本機はKORGの次世代アナログ・モデリング・テクノロジーを採用した最初のシンセとのことで、その振る舞いはいっそう複雑に。一例として、非演奏時もエンベローブは動いており、リリース時間の長いサウンドを間をおいて鳴らすといちからエンベローブがかかるのではなく現在のタイミングでかかり始めます。いかにもアナログっぽい仕様再現ですねぇ。
オシレーターは「Mono/Poly」と同様に4基搭載。忠実にモデル化されたアナログも気になりますが、デジタル側もかなりおもしろい。最大64ステップのウェーブテーブルや、西海岸風のアプローチで処理されるウェーブシェイパーなど、東西のサウンドをミックスできそうなんですよ。独立したノイズ部と全入力をぶっ込めるリングモジュレーターも搭載で、このへんの仕様はモジュラーシンセっぽい。
「modwave」や「opsix」などのデジタル復刻組と比べると、かなり実験みが強いサウンドですね。次世代のアナログ・モデリングを完備した「multi/poly」は、9万9000円にて発売中。夜な夜な音作りの海をたゆたうが如く。
Source: KORG
10/28 16:00
GIZMODO