「呼吸するクッション」は人類に何を与えるのだろうか?

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Photo: 小暮ひさのり

この子の価値、抱いてみればわかります。

10月18日まで幕張メッセで行なわれていたテクノロジーの祭典CEATEC 2024。そのユカイ工学ブースで見つけたのがこちらです。

クッション? そうですね、クッション。でも、抱いてみて普通のクッションではないことに気が付きました。呼吸するのです、クッションが

抱いているうちに愛おしくなる呼吸するクッション

Image: ユカイ工学

このクッション「な(フフリー)」は、スイッチをいれると膨らんだり縮んだり、呼吸を始めます。なので、抱きかかえてください。

まるで生きているかのようなリズムの呼吸を感じることで、抱きかかえている人も呼吸のリズムと深さが同調してしまう。という「呼吸の引き込み現象」が起こり、心を落ち着かせるなどのリラックス効果が得られるとのこと。

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Photo: 小暮ひさのり

見た目どう考えても無機物なんですが、ちょうどいい重さ(新生児と同じくらいらしいです)に加えて、呼吸のリズム。そして温かさまで感じて、なんだかとても愛おしいものを託さえれているかのような感情が芽生えてきて、頭がバグります。

無機物なのに、クッションなのに! と頭では理解っているんですけどね。でも、僕は話を聞いている間、ずっとゆらゆら揺れてお尻をトントン(クッションですが)して赤ちゃんを寝かしつけるモードになっていました…。

この呼吸リズムで癒やされるか?は、人それぞれのバックグラウンドにもよるところが強いと思いますが、心に刺さり、癒やし効果を得られる人も必ずいると思いますね。

僕ですか? ドストライクでした。

この子を抱えて仕事したら気持ちいいだろうなぁ…と感じますし、この日のハードなCEATEC取材を気持ちよく進められたのも、この子から癒やしを分けてもらえたからに違いありません。パパ頑張ったよ。フフリー(クッションですが、無機物ですが!)。

おなじみの癒やしロボットも迎えてくれました

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Photo: 小暮ひさのり

ユカイ工学といえば、おなじみのただ指を突っ込むと噛んでくれるだけの「甘噛みハムハム」。

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Photo: 小暮ひさのり

気分に合わせて尻尾を振るセラピーロボット(この子もクッションポジションです)「Qoobo(クーボ)」もお迎えしてくれました。

世の中のロボットたちが、モノを運んだりお掃除したりと、人間の仕事の手伝いができるように進化している中、こんな何も手伝ってくれないけど、ただ癒やしをくれてマインド面をサポートしてくれるロボットたちがいてもいい気がするの。

「何もできない」って、価値があることだと思うな。

Source: CEATEC 2024, ユカイ工学

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