計算し尽くされた「配線」と「視線の居心地」。コクヨのデスクが進化しすぎ
弊社らしいスタイル、コクヨで見つかるかも?
コロナ禍も終わり、「人が集まる」というオフィスの役割も戻りつつあります。いや、どちらかというと、リモートと出社とを効率的に組み合わせたハイブリッドワークが定着してきたと言えますね。
そんな現代、コクヨが考えるのは、企業のカルチャーを「らしさ」として、それぞれの企業のカラーを打ち出した働き方。そしてその構築に不可欠なのが、働くための家具…いや、空間の作り方だとしています。
人が再び集まるようになった現代、されど人との距離感がちょっと変わった現代。
オフィスにはどんな「場」がマッチしているのか? 企業ごとの「らしさ」を提案する、コクヨの新しいワークプレイスを体験してきました。
グループワーク向けテーブル、電源とモニターアームの作り込みよ…
こちらは、コクヨの中の「DAYS OFFICE」ブランドでのコンセプトモデル。
職場でのボーダレスなコミュニケーション環境を目指したラウンジテーブルとなり、数名のチーム単位でのグループワークスタイルに向けたプロダクトですね。
一見するとシンプルなラウンジテーブルですけど、シンプルな見た目の裏に「機能性」が隠されています。
この手のテーブルって、デスクの中央にタップが置かれがちでノイズになりがち。
だったら…と、テーブルの脚部分に電源を持って来ているんですね。しかも天板の裏には手荷物をかけられるフックも装備しています。偉い。
ちょっと広い画面が欲しい! とか、チームの面々に自分のPCの画面を見せたい! といった時は、柔軟に動くモニターアームが活躍します。
VESA規格の27インチまでのモニターを装着できるアームとなっていて、これがまためちゃくちゃ便利そうなんです。
使いたい人の方向へぐい〜んとスムーズに回転。ピボットももちろんOK。
電源ケーブルは天板のスリット部からデスク下へと逃がすことができるので、やはりデスクの上が煩雑になりにくくなっています。このモニターアーム本当にヌルヌル動いてビビリます。このアームだけ売ってくれたら僕は欲しい。
視線が交わりずらい。美しく機能的なラウンジテーブル
こちらは機能性とデザイン性したブランド「SAIBI」のラウンジテーブル、「SAIBI-LX」のコミュニケーションタイプ。
ユニークなのが、高さの異なる3つのテーブルを合体させていることですね。丸みを帯びたフォルムはデザイン性の高さを感じますし、なによりオフィスの中をふっと柔らかな印象に変えてくれそう。
また、3つのデスクそれぞれの高さが異なることで、視線が交わりにくく計算されているとか。広い場所のひとつのテーブルに集まっていながら、どこかパーソナルな空間が保たれている。といった冴えたアイデアです。
天板とのスキマをよ〜く見ると、実はコンセントが隠れていて、ここから電源を取れるのも偉い。デザイン家具のようで、機能性も担保されているのがさすがコクヨ。
計算された距離感で働きやすいソロワーク用テーブル
こちらはおなじく「SAIBI-LX」のソロワークタイプ。
広い天板が設けられていて、自由な場所で作業ができるタイプですね。こちらは高低差はありませんが、座る位置をずらすことで視線が交わらないようになっています。
また、中央の電源タップを兼ねたディスプレイオブジェを挟むことで、広い空間ながらも隔たりを感じさせるようなデザインに。
実際座ってみた様子がこちら。
中央に何を置くか? は自由ですが、こうして目線の高さにちょうど緑が置かれていると、奥からの視線は感じにくくなりますね。人は居るのは認識できるけど、意識がそこまで向かない。と言ったら良いんでしょうか。電源もそこから調達できますし、これ、本当によく考えられてるなぁ。
なにより、どちらも有機的な造形で、それぞれ心地よい場所に座ることができるってのがいいですね。ただ広いテーブルをドーンと置いて「さぁここで仕事をするのだ」なフリースペース、ワークプレイス構築はもうレガシーなんだな。というのを強く感じましたね。
こうしてワークプレイスが変われば、仕事に向かうスタイルが変わり、スタイルが変われば企業のカルチャーも変わっていく…。「弊社のオフィス、こうしたいんだよなぁ…」といった願いがあるなら、一度コクヨに相談してみるのも良いしれませんね。
自社のカルチャーにマッチしたフロアデザインはもちろん、「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」なんて、トンデモ規模なリニューアルも用意されていますので!
いやぁ…、コクヨに頼めばなんとかなる。感がスゴイわ。
Source: コクヨ
11/12 20:00
GIZMODO