爆速だけどめっちゃ必死。ハシゴを全力で駆け登る犬型ロボ
犬型ロボの進化が止まらない。
ボストン・ダイナミクスの「Spot」以下、世界では4足歩行する犬型ロボがいろいろ作られています。
ETH Zürich(チューリッヒ工科大学)の「ANYmal」は、他社から何歩も先を行き、車輪で高速移動して直立まで披露しました。
今度はC型の足「フック型エンド・エフェクター」でハシゴを登れるようになりました。
必死さがヒシヒシと伝わる
工夫された足の形のポイントなのでしょうけども、とにかく動きに目を奪われますね。
見事な登りっぷりですが、ロボットらしいスムーズさは皆無。妙にナマナマしいというか、泥臭いというか、人間が必死に登っているような動きに見えませんか?
4.5日間の訓練
この動きはデジタル世界にて、機械学習「教師生徒強化学習アプローチ」を行ないました。およそ4.5日をかけて教師ポリシーで1.5万回、生徒ポリシーで5,000回ものシミュレーションを重ねて習得しました。
また70度~90度斜めになったハシゴでも90%の確率で、しかも最新技術の232倍の速さで登るのだとか。従来のロボたちと比較するとホントにすごい進化です。
今後はハシゴがある場所でも人命救助や、機械の異常検査などが可能になります。
機械でも最適解は生き物の動き?
機械学習の末に辿り着いた最適解は、やっぱり生物っぽさなのでしょうか? そう思うと、いかにヒトや動物が効率的に動けるのか再認識させられます。
10/16 15:00
GIZMODO