「発電するガラス」…だと? 未来は窓から電気が生まれるらしい
こう見えて、発電中。
太陽光発電っていつのまにかこんなに進化してたんですね…。CEATEC 2024、パナソニックブースで見つけたのが、こちらなんと発電する窓ガラス。
ほら、目を凝らすとびっしりと発電素子が!
こちら建材ガラスでペロブスカイト発電層をサンドイッチすることで、窓ガラスとしての機能と太陽光パネルとの機能を両立させた建材一体型のペロブスカイト太陽電池。
建築基準に適合したガラスでペロブスカイト層を挟むことで、そのまま窓ガラスとして。いや、発電する窓ガラスとして建造物に組み込むことができるとしています。
最大発電効率は18.1%、単結晶型シリコン太陽光電池と並ぶ発電効率ですねー。しかもサイズや透過性、パターンはある程度調整できるのもペロブスカイト太陽電池のメリット。
20%透過にすれば透過光を落として発電効率が上がりますし、40%透過にすれば発電効率は下がるけど、透過性が上がるので見通しがよくなります。
こんなふうに1枚のガラスの中でグラデーションのように透過性を変えるのもOK。
この技術によって、天井に太陽光パネルを設置しにくいビルでも、マドや壁面で太陽光発電設備を導入できるってわけですね。しかも、採光を取れる窓としても機能しつつ! ってのが偉い。
これ、未来の建築、住宅へ向けた理想的な2in1システムだと思うなぁ。
Source: CEATEC 2024
10/15 19:00
GIZMODO