常磐線で「超短距離の寝台特急」運転へ 真昼間に取手行き!? “路線図にない区間”も走る
電車特定区間しか走らない!?
「カシオペア紀行 」が上野~取手間で運転
2024年11月1日(金)、団体臨時列車の寝台特急「カシオペア紀行」が上野~取手間で運転されます。
寝台特急「カシオペア」は、上野~札幌間で1999年7月16日に運行を開始。2016年3月に定期運行を終了し、現在は団体臨時列車「カシオペア紀行」として運行されています。使用車両のE26系は2人用個室の「カシオペアツイン」が主体で、12号車には展望ラウンジもあります。
今回運転される「カシオペア紀行」は、「カシオペア」の運行開始25周年を記念した特別企画。JR東日本びゅうツーリズム&セールスが実施するツアーの申込者が乗車可能な団体臨時列車です。
上野~取手間を往復で運行し、常磐線と馬橋支線を走行します。馬橋支線は常磐線と武蔵野線を結ぶ支線で、路線図にはない区間です。途中駅では乗降できず、上野駅到着後は改札外で解散となります。
後方の「カシオペアスイート展望室」にも牽引用の機関車が連結されるため、展望を楽しむことはできないようです。客車の前後に機関車を連結する、いわゆる「プッシュプル」と呼ばれる編成で運行される可能性があります。
今回は、東京圏で利用者が多い「電車特定区間」に指定されている取手駅までしか走らず、寝台特急としてはかなり短距離の運行となりますが、乗車時間は約5時間ほど確保されています。
JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、ウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」でこの列車に乗車できる複数のプランを発売中。一部はすでにキャンセル待ちとなっています。
10/17 14:12
乗りものニュース