NY原油、一時1バレル=75ドル台まで上昇…中東情勢の緊迫化を懸念

 【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の11月渡し価格は一時、1バレル=75・57ドルまで上昇した。中東情勢の緊迫化への懸念から、8月下旬以来、約1か月ぶりの高値となった。

 イランに対するイスラエルの報復攻撃でイランの石油施設が標的となり、中東の原油供給に影響が出るとの見方が原油価格を押し上げている。

 WTIの終値は前日比0・67ドル高の1バレル=74・38ドルだった。WTIは9月10日に1バレル=65ドル台まで低下したが、この1か月弱で約10ドル値上がりしている。

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