NYダウ終値341ドル高、4日ぶり最高値更新…9月の雇用統計受け景気への楽観論強まる

 【ニューヨーク=小林泰裕】4日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比341・16ドル高の4万2352・75ドルだった。9月30日に記録した最高値(4万2330・15ドル)を4日ぶりに更新した。

ニューヨーク証券取引所

 4日に発表された9月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門の就業者数が市場予想を大きく上回って増加した。米景気は依然として堅調に推移しており、景気が大きく後退せずにインフレ(物価上昇)が沈静化する「ソフトランディング(軟着陸)」への期待が高まった。

 JPモルガン・チェースやアメリカン・エキスプレスなど、金融銘柄を中心に値上がりした。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は219・37ポイント高の1万8137・85だった。電気自動車大手テスラやSNS大手メタ(旧フェイスブック)などの銘柄が買われた。

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