NYダウ、一時400ドル近く下げる…終値は173ドル安の4万2156ドル

 【ニューヨーク=小林泰裕】1日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比173・18ドル安の4万2156・97ドルだった。中東情勢の緊迫化を受けてリスク回避の姿勢が強まり、一時400ドル近く値下がりした。

ニューヨーク証券取引所

 1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと伝わり、リスクの高い株式を売却し、米国債など安全とされる資産を購入する動きが投資家の間で広がった。ダウ平均株価は9月30日に過去最高値を更新しており、利益確定の売りも広がりやすかった。半導体大手インテルやIT大手アップルなどの銘柄が値下がりした。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は278・81ポイント安の1万7910・36だった。半導体大手エヌビディアや電気自動車大手テスラなどの銘柄が値下がりした。

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