ANAが地上業務の訓練にVR活用…羽田空港で導入、訓練期間を4割短縮

 ANAホールディングスは4日、VR(仮想現実)技術を活用して駐機エリアなどでの業務(グランドハンドリング)の訓練ができる装置を羽田空港で導入した。訓練期間を4割ほど短縮できるという。今後、全国の空港で導入する。

VRを活用して航空機を後ろに押し出す作業の訓練をする様子(4日、東京都大田区で)

 ハンドルを操作しながら、車両で航空機を後ろに押し出す作業などの訓練ができる。こうした作業の習熟には100回以上訓練することが多いが、空港での訓練に割ける人員や時間は限られるため、VRを活用して効率化する。

 今後は空港での実地訓練も継続しながら、初期段階の訓練を中心にVRに置き換える。

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