宮崎空港で不発弾の緊急探査へ…国交省、過去に不発弾見つかった仙台・福岡・那覇の3空港も再探査方針

 宮崎空港の誘導路で不発弾が爆発した問題を受け、国土交通省は4日、同空港の誘導路や滑走路などで不発弾の緊急探査を行うと正式に公表した。月内に着手するほか、過去に不発弾が見つかった仙台、福岡、那覇の3空港でも順次、再探査を進める方針。

 斉藤国交相は4日午前の閣議後記者会見で「航空機の運航の安全に影響を及ぼしかねない事案だった。速やかに磁気探査を実施し、宮崎以外の(三つの)空港についても検討を指示した」と語った。

 国交省によると、緊急探査は「ショルダー」と呼ばれる誘導路や滑走路の端を主な対象とする。航空機のタイヤが真上を通ることを想定していないため舗装は10センチ程度と薄く、宮崎ではこの場所で爆発が起きた。

 探査を進める4空港はいずれも国管理空港。地方管理空港については、まずは自治体側に検討を委ね、実施する場合には国側で先行した緊急探査のノウハウも活用する。

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