日経平均株価、一時700円超下落…中東情勢の悪化懸念で投資家がリスク回避姿勢強める

 2日の東京株式市場は売り注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は一時、前日終値比で700円超下落した。イランによるイスラエルへのミサイル攻撃で中東情勢の悪化が懸念され、投資家のリスク回避姿勢が強まった。

東京証券取引所

 午前の終値は638円21銭安の3万8013円76銭だった。

 前日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄に売り注文が広がっている。

 また米ハイテク株安を受け、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄の下落が目立つ。市場では「短期的には目立った取引材料がなく、中東情勢が焦点になる」(大手証券)との見方があった。

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