決選投票前に一時1ドル=146円台前半まで円安進行…高市早苗氏の利上げ反対姿勢で

 27日の外国為替市場の円相場は一時、1ドル=146円台前半まで下落し、9月上旬以来の円安・ドル高水準となった。

日本銀行本店

 27日午後に実施された自民党の総裁選で高市早苗氏と石破茂氏が決選投票に進んだ。高市氏は「金利に関しては、まだ低金利を続けるべきだ」と述べ、日本銀行の利上げ方針に反対する姿勢を示していることから、市場では円売り・ドル買いが進んでいる。

 円安を受けて、27日の東京株式市場では、日経平均株価(225種)は一時、前日終値(3万8925円63銭)に比べて800円超上昇した。

ジャンルで探す