米FRB0.5%大幅利下げ、4年半ぶり…「年内の利下げは2回」想定

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を通常の倍にあたる0.5%引き下げることを決めた。インフレの継続的な鈍化や雇用の減速基調を受け、4年半ぶりの利下げに踏み切った。

 政策金利となるフェデラル・ファンド金利の誘導目標を年4.75~5.00%に引き下げることを賛成多数で決めた。0.25%の利下げを主張したボウマン理事が反対票を投じた。保有資産の規模縮小(量的引き締め)は継続する。

 同時に公表したFOMC参加者の経済見通しでは、年内に想定する0.25%分の利下げ回数を従来の1回から2回へと引き上げた。

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