宮崎空港の誘導路に陥没、爆発音の情報も 滑走路は夜まで閉鎖が決定

宮崎空港の誘導路で陥没した場所を調べる自衛隊員ら=2024年10月2日午後2時47分、宮崎市、朝日新聞社ヘリから、日吉健吾撮影

 宮崎空港(宮崎市)で2日午前7時58分ごろ、滑走路と駐機場をつなぐ誘導路で陥没が確認され、直後から航空機の発着を見合わせている。陥没の原因は分かっていないが、「何かが爆発した」との情報もあり、国土交通省や宮崎県警が確認を進めている。

 宮崎市消防局によると、午前8時すぎに空港から「敷地内で爆発音が確認された。詳細は不明」と連絡があったという。

 国交省宮崎空港事務所によると、陥没部分は楕円(だえん)形で、長径約7メートル、短径約4メートル。宮崎空港に向かっていた便は行き先を変更するなどしている。滑走路は2日午後9時半までの閉鎖が決まっている。

 県警によると、宮崎空港の周辺では過去に不発弾が発見されたこともある。

 1日に出張で訪れ、午前10時台の便で羽田に戻る予定だった男性(49)は「機体ではなく、空港のトラブルで足止めされるのは初めて。東京駅で商談の予定だったが、キャンセルした。どうしようもない」と嘆いた。

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