フォルクスワーゲン「ティグアン」発売! 3代目に進化した全長4.5mの“VWで一番売れている”SUVはどう進化?
7年ぶりのフルモデルチェンジで3代目に進化したVW(フォルクスワーゲン)のミドルSUV「ティグアン」が2024年11月19日に発売されました。どのように進化したのでしょうか。
ガソリンの1.5LマイルドHV+FFと2Lディーゼル+4WDを用意
フォルクスワーゲンジャパン(VWJ)は2024年11月19日、新型「Tiguan(ティグアン)」の販売を開始しました。
ティグアンは全世界で760万台以上の販売を達成し、2019年以降は、フォルクスワーゲン車のなかで世界でいちばん売れている「ベストセラーモデル」です。
2007年に初代モデルが登場、2016年(日本では2017年)に2代目にフルモデルチェンジされました。今回登場する新型は、2023年11月に世界初公開された3代目にあたります。
新型ティグアンのボディサイズは全長4545mm(R-Lineは4540mm)×全幅1840mm×全高1650mm、ホイールベースは2675mmと、従来モデルとほぼ変わらないスペックです。
ただしボンネットの位置を従来モデルより高くして、SUVらしい力強さを強調するとともに、空力性能を追求してCd値は0.33から0.28へ改善しました。
従来のMQBアーキテクチャーの進化版である“MQBエボ”を採用。これにより、アダプティブシャシーコントロール“DCC”から”DCCプロ”に、従来のマトリックスヘッドライト“IQ.ライト”が“IQ.ライト”HDへ、インフォテイメントシステムは新世代設計となる“MIB4”へと進化を遂げ、上級セグメントの先端技術を数多く採用することができました。
インテリアでは、センターコンソールに配置されたドライビング・エクスペリエンス・コントロールはオーディオの音量調整や運転モードの選択といった機能への素早いアクセスを実現します。
車両価格は487万1000円から
日本仕様のパワートレインは、ティグアンとして初の1.5リッターeTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、日本でも人気の高い2.0リッターTDIクリーンディーゼルエンジンにフルタイム4WDシステム「4モーション」を組み合わせた、2種類をラインナップしています。
1.5リッターeTSIガソリンターボエンジンは、最高出力150馬力、最大トルク250Nmを発生し、アクティブシリンダーマネジメント機構(ACT)が強化され、4気筒のうち2気筒をより頻繁に停止して走行して効率を高めています。
また走行中にエンジンの停止・再始動を行い、エココースティング走行に切り替えることもできます。また、回生ブレーキで電力を蓄える48Vリチウムイオンバッテリーと、オルタネーターとスターターの役割を果たす48V水冷式ベルトスターター ジェネレーターを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッドシステムを初搭載しています。
2.0リッターTDIディーゼルターボエンジンは、最高出力193馬力、最大トルク400Nmを発生。SCRシステムを2つに増やして窒素酸化物(NOx)の排出量をさらに削減する、ツインドージングシステムも搭載しています。
新型ティグアンの消費税込みの車両価格は以下のとおりです。
・eTSIアクティブ eTSI(150PS)/7速DSG/FWD:487万1000円
・eTSIエレガンス eTSI(150PS)/7速DSG/FWD:547万円
・eTSI R-Line eTSI(150PS)/7速DSG/FWD:588万9000円
・TDI 4MOTIONアクティブ TDI(193PS)/7速DSG/4WD:561万9000円
・TDI 4MOTIONエレガンス TDI(193PS)/7速DSG/4WD:621万8000円
・TDI 4MOTION R-Line TDI(193PS)/7速DSG/4WD:653万2000円
11/21 12:10
VAGUE