アウディのフラッグシップSUV 新型「Q8」日本上陸 クーペSUVは表情一新 さらい高性能版「SQ8」も同時改良

アウディの最上級クーペSUV「Q8」および高性能バージョンの「SQ8」がマイナーチェンジ、改良新型が日本で発売されました。どのように変わったのでしょうか。

フロントマスクをはじめデザインディテールを大幅にアップデート

 アウディジャパンは2024年10月24日、アウディのフラッグシップSUV「Q8」および高性能モデル「SQ8」をマイナーチェンジ、改良新型を発売しました。

日本上陸したアウディ改良新型「Q8」

日本上陸したアウディ改良新型「Q8」

 Q8は2018年に世界初公開されたクーペSUVで、アウディのSUV「Qシリーズ」の最上級モデルという立ち位置になります。日本では2019年に発売。さらにQ8のパフォーマンスモデル「SQ8」も登場しています。

 今回発売されたモデルは2019年以来の全面的なアップデートをされたマイナーチェンジモデルです。

 改良新型Q8はエクステリアを一新、アウディの新しいデザインランゲージを採用しています。

 八角形のシングルフレームグリルは従来より幅広になり、垂直インレイが採用され表情を変化。またフロントバンパー下部にはデザイン変更されたエアインテークが備わり、力強さを強調しています。またテールパイプ形状も新デザインとなっています。

 改良新型Q8にはLEDヘッドライト、Sラインにはダイナミックターンインジケーター付きマトリクスLEDヘッドライトを氷ヌン装備。さらにアウディレーザーライトを備えたHDマトリクスLEDヘッドライトをオプションで用意します。これは24個のLEDと高出力レーザー ダイオードで動作し、ヘッドライトに組み込まれた青色の周囲光によってすぐに認識できます。

 Sラインにオプション設定、SQ8に標準装備されるオールホイールステアリングは、低速では、後輪は前輪とは逆方向に最大5°切ります。これにより、回転半径は0.6m小さくなり、5.6mとなるために、狭い道での取り回し性が向上し、車体のサイズを感じさせません。その一方で、高速走行時には、後輪を前輪と同じ方向に切るために、快適性と車線変更時の安定性が向上します。

 改良新型Q8は、272馬力・600Nmを発生する「50TDI」3リッターV型6気筒ディーゼルターボと、340馬力・500Nmを発生する「55TFSI」3リッターV型6気筒ガソリンターボの2種類のエンジンを用意。8速ティプトロニック(8速AT)、quattroフルタイム4輪駆動を組み合わせます。

 55TFSIには、48V電源とリチウムイオンバッテリー、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を採用したマイルドハイブリッド(MHEV)システムを搭載しています。

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 またハイパフォーマンスモデル「SQ8」もマイナーチェンジ。新設計のフロントスポイラーやアンダーガード、リアのディフューザーが特徴で、シングルフレームグリルには縦型でL字のインレイが備わり、より大きなエアインテークにはハニカムグリルが装備されます。

 パワートレインには4リッターV型8気筒ツインターボエンジン「4.0TFSI」を搭載。このエンジンは507馬力・770Nmを発生、8足ティプトロニック(8速AT)と組み合わされ、4輪を駆動するクワトロを採用。この結果、最高速度は250km/h(リミッター)、0−100km/h加速は4.1秒というスーパーカー並のパフォーマンスを発揮します。

 また4.0TFSIにはシリンダー・オンデマンド(COD)を搭載。エンジンが低負荷の場合、2/3/5/8番シリンダーを停止、4気筒モードにすることで熱効率が向上し、燃費を向上させます。

 改良新型Q8、およびSQ8の消費税込みの車両価格は以下のとおりです。

・Q8 50TDI quattro:1105万円
・Q8 50TDI quattro S line:1228万円
・Q8 55TFSI quattro S line:1248万円
・SQ8:1626万円

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