ボンネット上に伝統の“メルセデス・マーク”が直立! メルセデス・ベンツ新型「EQS」日本上陸 航続距離もさらに伸長

メルセデス・ベンツのフラッグシップ電動セダン「EQS」がマイナーチェンジ、日本で登場しました。フロントマスクが変更され、伝統的な「メルセデス顔」になったのが特徴です。

一充電走行距離は日本最長の759kmに伸長

 メルセデス・ベンツ日本は2024年11月13日、新型「EQS」を発表、注文受付を開始しました。

メルセデス・ベンツ改良新型「EQS」

メルセデス・ベンツ改良新型「EQS」

 新型EQSは、2021年4月に世界初公開された電気自動車(BEV)です。

 メルセデスEQ初となる、プレミアムEV用の新たなプラットフォームをもとに開発され、内燃エンジン搭載車の「Sクラス」とは大きく異なるスタイリングとなっているのが特徴です。日本でも2022年9月に発売されています。

 全長5225mm×全幅1925mm×全高1520mm、ホイールベースは3210mmというボディサイズのフラッグシップセダンで、日本においてはリアアクスルに333馬力の電動パワートレイン(eATS)」を搭載した「EQS450+」のほか、フロントとリアにeATSを備え、658馬力を発生(RACE STARTモードは最大761馬力)するメルセデスAMG初の電気自動車「EQS53 4MATIC+」を用意します。

 今回、マイナーチェンジを行い日本上陸を果たした新型EQSはフロントデザインを変更。ラジエーターグリルはヘッドライトとシームレスにつながる深い黒のパネルを採用。フロントフードにはメルセデス・ベンツの象徴であるスリーポインテッドスターが直立しています。

 インテリアでは、EQS450+にMBUXはアイパースクリーンを標準装備。これは左右Aピラーの間にあるダッシュボードをほぼ埋め尽くす、大型の曲線的なスクリーンユニットで、コックピットディスプレイ(画面対角サイズ:12.3インチ)、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、有機ELフロントディスプレイ[助手席](12.3インチ)の3つのディスプレイを1枚のガラスで覆うことで、幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンとしたものです。

 従来、EQSはもっとも航続距離の長いEVでしたが、今回バッテリー容量を108.4kWhから118kWhに増加したことにより、最大航続距離が向上しました。一充電走行距離は、EQS450+で759kmと、日本で発売されている電気自動車のなかで最長です。

 またメルセデスAMG EQS53 4MATIC+にはディスコネクトユニット(DCU)を採用。これは走行状況に応じてクラッチを切ることで前輪をフリーにしモーターによる抵抗を極力低減させるもので、高速巡航時にクラッチを切り離すことで後輪駆動のみとし、電気の消費量を抑制することが可能となります。

 メルセデスAMG EQS53 4MATIC+のいち充電走行距離は659kmとなります。

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 新型EQSの消費税込みの車両価格は以下のとおりです。

・EQS450+:1535万円
・メルセデスAMG EQS53 4MATIC+:2395万円

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