ついに日本上陸! 初の“電気自動車Gクラス” メルセデス・ベンツ新型「G580 EQテクノロジー エディション1」発売
「コンセプトEQG」という名で展開され、2023年10月に東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2023」にも出展され話題となった電気自動車Gクラス、「G580」が日本で発売されました。
その場で旋回できる「Gターン」機能も装備
メルセデス・ベンツ日本は2024年10月23日、新型「G580 with EQ Technology Edition 1(G580 ウィズEQテクノロジー エディションワン)」の注文受付を開始すると発表しました。
配車は2024年11月を予定しています。
新型G580は、メルセデス・ベンツ「Gクラス」として初の完全電気自動車(BEV)です。
Gクラスは、初代が1979年に登場したモデルです。もともと軍用車両だったモデルを民生用にしたもので、以来基本的なコンポーネントは現在まで変更されていません。現行型(W463A)は2018年1月に発表されています。
今回日本で発売された新型G580は、2021年にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2021」で世界初公開されたGクラスのEVコンセプトモデル「コンセプトEQG」の市販バージョンとなります。2023年10月に東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBLITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023)」にも出展され、話題となりました。
新機構の4輪独立式モーターを搭載。最高出力108kWの各モーターは、専用に強化されたラダーフレームの前後アクスルに2つずつ組み込まれ、システムトータルで587馬力(432kW)/1164Nmを発生します。
この4輪独立式モーターにより、「Gターン」と呼ばれる機能を搭載。これはオンロードやオフロードで、ほぼその場でクルマを回転させることが可能です。「Gステアリング」機能はオフロード走行時に大幅な小回り力を発揮、また3速インテリジェントオフロードクロール機能は、オフロードでのクルーズコントロールのような機能で、ドライバーが路面の把握に集中することができます。
また最大渡河水深は「G450d」の700mmを上回る850mmを実現。電気自動車でありながら内燃機関モデルと同等またはそれ以上の卓越したオフロード走破性を備えています。さらに、適切な路面であれば最大斜度45度の登坂性能を備え、最大35度の横勾配でも車両は安定しているといいます。
搭載バッテリーは116kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを採用。高効率な同期モーターによって、WLTCモードで530kmのいち充電航続距離を実現しています。
直流急速充電(CHAdeMO)は150kWまで対応。この場合、10%から80%まで充電するのに41分、10%から30分での充電量は67%となっています。
今回導入されるエディション1は、AMGラインパッケージが標準装備となる他、ナイトパッケージやエディション1専用ブラックペイントを施した20インチAMGアルミホイール、ブルーアクセントをあしらったサイドストリップライン、ブルーブレーキキャリパーなど数多くのエディション1専用装備が装備されます。
消費税込みの車両価格は2635万円です。
10/23 21:10
VAGUE