日本導入前から大注目! アドベンチャー大型スクータの大ヒットモデル ホンダ新型「X-ADV」が欧州で登場!! ネットに続々寄せられる熱い思いとは

欧州を中心に人気のホンダクロスオーバースクーター型の大型二輪「X-ADV」がモデルチェンジされました。日本ではまだ発表はありませんが、導入が予想されています。ネットでは登場を期待する声が見て取れます。

装備もスタイリングもアップデート

 ホンダのクロスオーバースクーター型の大型二輪「X-ADV」2025年モデルが欧州でモデルチェンジされました。日本国内では未発表ですが、果たしてどのような人が購入を検討しているのでしょう? ネットに寄せられる声を集めてみました。

2024年9月に欧州市場で発表されたホンダ新「X-ADV」2025年モデル

2024年9月に欧州市場で発表されたホンダ新「X-ADV」2025年モデル

 これまでホンダは、オートマチックトランスミッションを搭載したスクータータイプの大型二輪車を多数導入してきました。

 ベルト式ではない新機構のATを採用するなどチャレンジングな大型スクーターでしたが、ヒットには恵まれず短命に終わるという歴史があります。

 直近では、「NCシリーズ」とエンジン・車体を共用した「インテグラ」が2012年に発売されましたが、現在はカタログ落ちとなっています。

 しかし2017年に登場した「X-ADV」は、これまでのジンクスを打ち破る大ヒットモデルとなりました。

 では、欧州で登場した新型のスペックをみてみましょう。

 ボディまわりは、全長2215×全幅940×全高1370mm、ホイールベース1590mm、最低地上高165mm、シート高820mm、車重237kgという値。エンジンスペックは国内現行型と同様のようです。

 スペック面では、ボディサイズが変わりました。若干長く高くなっていますが、高さの面は欧州の人の体格に合わせてサスペンションを専用に変えているとも考えられます。ホイールベースの延長も、それに伴うものかもしれません。

 次に新型で変更された点を見ていきましょう。

 まずはカウルのデザインが一新されました。ヘッドライトに代表されるように、より鋭角的なデザインにリフレッシュされ、タフさとともにスポーティさも強調されています。

 さらにボディパネルに環境に配慮した樹脂が採用されました。

 ラゲッジボックスやシートの底部にはホンダ四輪車のバンパーをリサイクルした樹脂を使用、サイドスカートカバーとフロントウインドウには、バイオマス樹脂「DURABIO」、その他の箇所にもリサイクルしたポリプロピレン樹脂が使用されているとのことです。

 ちなみにフロントウインドウは5段階調整式ですが、その操作方法を改善。シートのクッションにはウレタンフォームを10%増加させ座り心地も改良したようです。

 機能面でも改良が入りました。

 DCTが改良され停止状態からの発進がよりスムーズになり、10km/h未満の極低速域での応答性も改善。これにより、Uターンがよりしやすくなるとのことです。

 そしてクルーズコントロールを新たに採用しました。高速道路などでの負担の軽減に大きく寄与することでしょう。

 ちなみにカラーはブラック、グレー、ホワイトに加えてイエローの計4色となっています。

 イエローは国内現行型にはないのですが、非常に個性的で“映え”るカラーです。

 新型X-ADVは、2021年にはモデルチェンジが行われ、現行型(国内)は2代目となっています。

 ちなみに欧州では、すでに累計7万6000台以上が売れたと発表されています。

 この大ヒットを受け、125ccエンジンを搭載した弟分「ADV150」(現ADV160)も登場し人気を博しています。

 そんなX-ADV最大のマーケットである欧州で2024年9月24日、3代目となる新型X-ADVが発表されました。

発表前から注目されるホンダ新型「X-ADV」ネットでの反響は?

 そんなホンダ新型「X-ADV」について、ネットではさまざまな声が見て取れます。

2024年9月に欧州市場で発表されたホンダ新「X-ADV」2025年モデル

2024年9月に欧州市場で発表されたホンダ新「X-ADV」2025年モデル

「買うならこれだなあ」、「2019年モデルに乗ってたけど、本当に便利で走りやすいバイク」、「今乗ってますけど、運転が楽で速いし他の大型の様に乗り出しが億劫じゃない」、「カッコいい!250も出してくれ!」といったポジティブな意見が多数見られます。

 一方、ネガティブな意見としては、「バイクのクルーズコントローラーに、自動姿勢制御機構入ってきても良さそうなのに」、「ちょっと攻め気味にワインディングを走ると速攻でセンタースタンドが削れてしまう」、「この値段なら豪華装備の『T-MAX』の方が良いかも」などが見られます。

 乗り心地の良さや見た目のカッコよさを好意的に受け止める人が多くいる一方、ネガティブにとらえる意見もあり、賛否が分かれているようです。

 欧州新型は、ボディデザインを見直したと同時にツーリング時の快適性を高めた新型といえそうです。

 逆にいえばそれだけ欧州でヒットしツーリングユーザーが多いということになるでしょう。

 日本導入が待ち遠しい1台です。

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