新型「ミニJCW」「ミニJCWコンバーチブル」世界初公開! 今度の高性能版“ジョンクーパーワークス”は258馬力の内燃エンジンモデル

先に世界初公開されたジョンクーパーワークスの市販車として初のEVモデル「ミニJCWエレクトリック」に続き、今度はガソリンエンジン搭載モデルの「ミニJCW」「ミニJCWコンバーチブル」がフルモデルチェンジして初公開されました。EVとはどう異なるのでしょうか。またどのように進化しているのでしょうか。

231馬力・380Nmを発生する2リッターガソリンエンジンを搭載

 独BMWは、ミニ・ブランドの高性能モデル、「ミニ・ジョンクーパーワークス(ミニJCW)」および「ミニ・ジョンクーパーワークス・コンバーチブル(ミニJCWコンバーチブル)」をフルモデルチェンジ、新型を世界初公開しました。

フルモデルチェンジされて世界初公開された新型「ミニ・ジョンクーパーワークス」

フルモデルチェンジされて世界初公開された新型「ミニ・ジョンクーパーワークス」

 同年10月15日に、ジョンクーパーワークス市販車としては初のオール電動モデル(EV)となる新型「ミニJCWエレクトリック」および「ミニJCWエースマン」を世界初公開しましたが、今回登場したモデルは従来同様のガソリンエンジン車となります。

 231馬力・380Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載、0−100㎞/h加速は6.1秒(新型ミニJCWコンバーチブルは6.4秒)、最高速度は250㎞/h(新型ミニJCWコンバーチブルは245㎞/h)というパフォーマンスを発揮します。

 ちなみに、先日世界初公開されたEVモデルは、258馬力・350Nmのモーターを搭載、ミニJCWエレクトリック(3ドア)は0−100㎞/h加速は5.9秒、ミニJCWエースマンは6.4秒、最高速度は両モデルとも200㎞/hとなっています。

 スポーティなデュアルクラッチ・オートマチックトランスミッション(DCT)を搭載、素早いシフトチェンジが可能となり、ダイナミックな加速を実現。ステアリングホイールの左右にあるパドルシフトを使用すれば、JCW特有のモータースポーツキャラクターを体験することが可能です。

 今回登場した新型ミニJCWは、2024年のニュルブルクリンク24時間レースでもプロトタイプが活躍、クラス優勝を果たしています。
 
 エクステリアは、3色のJCWロゴと幅広のエアベントを備えた高光沢ブラックの大型八角形フロントグリルが特徴。また最適なエンジン温度制御と空力特性の向上のため、赤色の垂直リフレクターを備えた追加のエアインテークがあります。

 リアビューは、空力形状のリアスポイラーと黒のリアディフューザーが他ミニシリーズと差別化されています。また中央に配置されたテールパイプがスポーツモデルを体現しています。

 新型ミニJCWコンバーチブルのソフトトップは、ブラックまたはグレーのユニオンジャック柄から選択が可能。30㎞/h以下なら走行中でも開閉が可能で、わずか18秒で完全に格納することができ、さらにどの速度でもサンルーフのようにソフトトップを40cm開くことができます。

 ウインドデフレクターは、運転中の不要な乱気流や風切り音を軽減し、運転席と助手席の後ろで簡単に固定できます。

 インテリアでは黒の合成皮革で覆われたJCWスポーツシートを採用。12時位置にステッチの入ったJCWスポーツステアリングホイールは、あらゆる状況で正確なハンドルコントロールを実現します。

 またゴーカートモードを採用、これを選択するとJCWらしいゴーカートフィーリングの走りを実現可能です。このモードでは、ディスプレイに速度だけでなく、トルクや出力、現在のGフォースなど、その他のパフォーマンス関連データも表示されます。

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