メルセデス・ベンツとモンクレールがコラボした「Gクラス」を発表 1点モノのほか20台限定の“特別な”Gクラスも用意
10月19日に上海で開催された「天才の都市」ショーで、メルセデス・ベンツとファッションのモンクレールはコラボレーションして、Gクラスの限定モデルを発表しました。どんなクルマなのでしょうか。
日本人デザイナーNIGOに触発されたアート作品のGクラス
中国・上海で2024年10月19日に開催されたイベント「The City of Genius」において、メルセデス・ベンツはファッションブランドのモンクレールとコラボレーションした限定モデル「Gクラス パストIIフューチャー」を発表しました。
モンクレールは1952年にフランスのグルノーブルで設立され、現在はイタリアに本社を置くファッションブランドです。とくにアウターウエア コレクションは登山の専門家たちに愛用され、またシティファッションとしても定着しています。
そんなモンクレールとメルセデス・ベンツは、コラボレーションしてブランドキャンペーン「Past Forward」を立ち上げました。
そして、日本人デザイナーのNIGOに触発されたアート作品的なモデル「プロジェクト Gクラス Past II Future」を発表しました。
これは1990年代のGクラスをベースに、NIGOが現代の文化的景観に取り入れるため内外観のデザイン要素をリワークしています。
「プロジェクト Gクラス Past II Future」は、メルセデス・ベンツとモンクレールのコラボレーション第2号の作品です。
第1号は、2023年2月にロンドンで発表された、「プロジェクト モンド G:ダウンジャケットを着たGクラス」でした。
今回登場したプロジェクト Gクラス Past II Futureは、1990年代のGクラス カブリオレがベースです。
全長4.5m×全幅1.9m×全高2.0mのボディをオリーブグリーンとグレーのマットな2トーンでペイントして、ブラックとゴールドをアクセントカラーに用いています。
テールゲートにはスペアタイヤを背負い、90年代デザインの黒いスチールホイール、折りたたみ式のフロントウインドー、ゴールドカラーの燃料タンクなどが特徴的です。
インテリアでは、技術的にも視覚的にもこのクルマのコンセプトに合うサウンドシステムが設計され、「ブームボックス」がコンバーチブルトップのリンケージに取り付けられました。これはトップやスピーカーと同様に取り外しができます。
シートのチェッカー模様は、初期のGクラスのそれをオマージュしたものです。
オレンジとゴールドのアクセントは、メルセデス・ベンツ/モンクレール/NIGOのコラボレーション ファッションコレクションと類似しています。
この「プロジェクト Gクラス Past II Future」をインスパイアしたGクラス「Past II Future」は20台限定で発売されます。
新型G450dをベースに、ボディカラーはグリーン/グレーの2トーンにペイントされています。
シートには初期のGクラスのようなチェッカー模様を採用し、コラボレーションロゴ入りカバー付きのスペアタイヤを背負っています。
ウインドーフレーム、アロイホイール、ボディサイドのシグネチャーバンパーガードなどが特徴的です。
助手席前のグラブハンドルには「PAST II FUTURE」のレタリングが入れられています。
センターコンソールには、「限定20台の1台」を示すシリーズ番号が刻まれています。
ショーでは、メルセデス・ベンツとモンクレールがNIGOと一緒にデザインした、モンクレールの新しい都会的でジェンダーフリーなファッションコレクションも先行公開されました。
この限定車とファッションのカプセルコレクションは、2025年4月に発売されます。限定20台ですから、日本に導入されるかは現段階では不明です。
また上海のイベントでは、NIGO以外のさまざまなアーティストもモンクレールとのコラボレーションを発表しました。
10/24 06:30
VAGUE