70年代の名車が令和に復活!? ルノー新型「キャトルEテック」世界初公開 レトロデザインのコンパクトカーは400キロ走れるEVで登場

以前に当サイトでもティザー画像を紹介した、ルノー「4(キャトル)Eテック エレクトリック」がパリモーターショーで発表されました。どんなクルマなのでしょうか。

初代ルノー4と同様の「多用途性」を備える

 仏ルノーは2024年10月14日、開催中のパリ国際モーターショーにおいて新型「4 E-TECH ELECTRIC(キャトルEテック エレクトリック)」を世界初公開しました。

世界初公開されたルノー新型「キャトルEテック エレクトリック」

世界初公開されたルノー新型「キャトルEテック エレクトリック」

 新型キャトルEテックは、1960年代に人気を博した名車、ルノー4(キャトル)のDNAを受け継いで、現代に即した多目的なコンパクトカーとして生まれました。

 オールエレクトリックでコネクテッドな新型キャトルEテックは、まさに「voiture à vivre(生活用のクルマ)」なので、毎日どこへでも出かけることができます。

 多くの人を魅了する大胆でレトロフューチャーなデザインは、モジュラーレイアウトと広いラゲッジスペースを採用し、あらゆるニーズに対応します。

 もちろん現代のクルマですから、ADAS(先進運転支援システム)をはじめとした先進技術が詰め込まれています。新型キャトルEテックは、新世代のコンパクトEV(電気自動車)となるべく、多くの機能を備えています。

1961年に登場したルノー4は、同社初のフロントエンジン搭載車でした。当時、ほとんどのクルマはエンジンをリアに搭載した3ボックスでした。

このルノー4は、機能的で運転しやすい多目的車としてヒットしました。都会でも田舎でも、郵便局や軍隊でも愛用されただけでなく、モータースポーツやラリーでも名を馳せました。

 当時のCEO、ピエール・ドレフュスはルノー4をジーンズに例えました。頑丈で、便利で、スタイリッシュ。しかも老若男女を問わず、あらゆる人たちにアピールしたからです。

 このルノー4はフランスだけでなく、5大陸の100カ国以上で30年間に813万5424台が販売され、世界的なベストセラーモデルとなりました。

 そして新型キャトルEテックは、EVを主流にしてヨーロッパ全体のエネルギー転換を加速させるという、ルノーが再確認したコミットメントを反映しています。

 これを達成するために、ルノーはあらゆるニーズと用途に対応するさまざまなEVを展開していきます。

 ルノー新型キャトルEテックは、ルノー「5Eテック エレクトリック(以下、サンクEテック)」のすぐ上、Bセグメントに位置します。サンクEテックよりわずかに大きく、室内も広いです。

 その位置づけは、クリオ(日本名ルーテシア)に対するキャプチャーと似ています。

 また、サンクEテックが都市部のユーザーをターゲットにしているのに対し、新型キャトルEテックはより幅広いそう、若い加速を含むあらゆる人をターゲットにしてEVオーナーに変えようとしています。

 初代のルノー4の「多用途性」を新型キャトルEテックも引き継いでいます。

 日常的なニーズだけでなく、週末のレジャーにも対応できるよう設計されています。一人旅でも家族旅行でも問題ありません。
 
 21世紀のジーンズとして、都会でも田舎でも、山道でも高速道路でも、ルノー4Eテックはすべてをこなすことができます。

 その多用途性は、卓越したトランクルームと、このセグメントでは新しいモジュラーレイアウトによるものです。

 420Lのラゲッジスペース、低いラゲッジフロア、工夫を凝らした収納スペース、折りたたみ式のリアベンチシート、そしてルノーのEV初のフラットフォールディング助手席などを備えています。

 先進のエクステンデッド グリップ トラクションコントロール システムを採用し、地上高をアップして、舗装路でもラフロードでも快適な乗り心地を実現しています。

 最長の航続距離は400kmです。

 ルノー・サンクEテックと共有されるAmpR スモール プラットフォームも採用したルノー新型キャトルEテックは、渋滞や長旅でも快適に過ごせるコンパクトEVなのです。
 

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