フォルクスワーゲン新型「タイロン」世界初公開! 光る“VW”ロゴがカッコいい 全長4.8mのミドルSUVは3列シートを用意

フォルクスワーゲンの新型「タイロン」が世界初公開されました。トゥアレグとティグアンの間に位置するミドルSUVで、さまざまなパワートレインを搭載するといいます。詳細を見てみましょう。

48Vマイルドハイブリッド「eTSI」は約741万円から

 独フォルクスワーゲンは2024年10月9日、同年10月14日から開催されるパリ国際モーターショーにおいて新型「Tayron(タイロン)」を世界初公開すると発表しました。

世界初公開されたVW新型「タイロン」。実車は10月14日から開催されるパリ国際モーターショーで初展示される予定だ

世界初公開されたVW新型「タイロン」。実車は10月14日から開催されるパリ国際モーターショーで初展示される予定だ

 新型タイロンは、プレミアムSUV「トゥアレグ」とミドルSUV「ティグアン」の中間に位置するSUVで、2列5人乗りのほか、オプションで3列7人乗り仕様も用意。5名乗車の場合、最大で885リッターの荷室を用意します。

 全長4.8mの新型タイロンは、明快で印象的なSUVデザインが特徴的です。フロントではLEDヘッドライトと標準装備の“光る”VWバッジが、夜になると光のシグネチャーを生み出します。

 リアもLEDクロスバーと光るVWロゴを備えています。

 トリムラインはエントリーレベルの「ライフ」、と上位パッケージの「エレガンス」「R-Line」を用意。ライフでも9つのエアバッグ、3ゾーンオートエアコン、10色のバックグラウンド照明、多機能ドライビングエクスペリエンスコントロール、ナビゲーション機能、Apple CarPlayおよびAndroid Auto用のアップコネクトを備えたインフォテイメントシステムなどが標準装備されます。

 パワートレインは、まずマイルドハイブリッドの「eTSI」が発売された後、2つのプラグインハイブリッド「eHybrid」、2つのガソリンターボ「TSI」、2つのディーゼルターボ「TDI」が用意されます。トランスミッションはすべてDSGと組み合わされます。
 
 エントリーレベルのeTSIは150馬力を発生、プラグインハイブリッドは204馬力と272馬力の2種類が用意されます。19.7kWhのバッテリーのおかげで、電気のみで100km以上の走行距離を達成します。

 193馬力のTDIも効率的で、4MOTION(全輪駆動)を標準装備されます。

 ドイツでの車両価格は4万5475ユーロ(日本円で約741万円。ドイツの付加価値税VAT19%込)からとなっています。欧州市場では先行発売が開始されています。

 VWブランド取締役会 開発担当のカイ・グリュニッツ氏は「ティグアンとパサートに続き、新型タイロンも MQBエボの利点を享受しています。多数のテクノロジーモジュールを備え、100kmを超える電気走行距離を誇る新世代のプラグインハイブリッドドライブ、プレミアムレベルのインテリア品質、直感的なインフォテインメントシステム、チャットGPTによる音声制御を含む最新世代のドライバー アシスト システムを備えています」とコメントしています。

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