まさに“走る応接室”! 人気キャンピングカーメーカー「エアストリーム」社が手がけたメルセデス・ベンツベースの“超豪華キャンピングカー”とは
メルセデス・ベンツの大型商用車「スプリンター」ベースのキャンピングカーが、オンラインオークションサイト「cars&bids」に出品されて注目を集めています。いったいどのような個体なのでしょうか。
メルセデス・ベンツ「スプリンター」ベースの動く豪華ホテル
日本では、コロナ過によってトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」などの商用車をベースとした「バンコン」と呼ばれるキャンピングカーが人気を集めています。
また、最近では街中での取り回しを重視していることもあって、軽商用車をベースにしたキャンピングカーもありますが、海外では事情が違ってきます。
とくにアメリカでは目的地まで移動しながら車中泊をすることが多いため、中型トラックをベースにした「キャブコン」やバンコンでもひとまわり以上大きな商用車をベースにすることがほとんどです。
そのなかでも人気なのが、日本では未導入のメルセデス・ベンツの商用バン「スプリンター」をベースにしたキャンピングカーです。
2024年にフルモデルチェンジされた現行モデルでは、ディーゼルエンジンのほかにEVもラインナップに加わり、駆動方式もFF、FR、4WDとさまざまな用途で利用できるのが特徴となっています。
ボディバリエーションもパネルバンからシャシ、トラクションヘッドなど多様で、ボディサイズもショートからロング、ルーフバリエーションも豊富なので、キャンピングカーのベースとしては理想的だといえるでしょう。
そんなメルセデス・ベンツ スプリンターを豪華キャンピングカー仕様にした個体が、オンラインオークション大手の「cars&bids」に出品されて注目を集めています。
2018年式の豪華キャンピングカー 気になる落札価格とは
今回の個体は先代モデルとなる2018年式スプリンター3500で、走行距離は4万4400マイル(約7万1450km)で、ボディカラーはブリリアントシルバーメタリックです。
そして今回の個体の特徴は、キャンピングカーの最高峰であるエアストリーム社が手がけたエアストリーム インターステートになります。
世界的に高い支持を得ているエアストリーム社のキャンピングカーは、高い耐久性と信頼性で世界的に有名で、50年以上前のキャンピングトレーラーもいまだに現役で活躍するほどです。
そんなエアストリーム社が手がけたスプリンターのキャンピングカーは商用バンだということを微塵にも感じさせない仕上がりとなりました。
外装こそシンプルなスポイラーと16インチのアルミホイールが装着されるのみにとどまっていますが実は多くの変更が加わり、スライドドアの下のステップは電動でせり出す仕組みとなっています。
ほかにも電動オーニング、外部温冷水シャワーのほか、ルーフには300Wのソーラーシステムが搭載されています。
インテリアはインパネ周りこそノーマルですが、シートは全席ホワイトのウルトラレザーに張り替えられ、後部ソファは電動調整でフラット化することでダブルサイズのベッドスペースに対応。
後部には、シンク、コンロ、冷蔵庫、電子レンジ、トイレなど、キャンプに必要な装備がすべて整っています。
さらにキャビネットは高光沢ラミネート処理、床面は板張りタイルの合成材、天井はアルミ加工され、高級ホテルのような出来栄えです。
パワートレインは3リッターV型6気筒ディーゼルターボで、最高出力180馬力、最大トルク440Nmを発生し、5速オートマチックトランスミッションを介して後輪を駆動させます。
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今回のオークションは2024年7月20日に終了しており、8万1000ドル(約1184万円)にて落札されました。
最高水準のキャンプライフが送れるスプリンターエアストリーム インターステートは、世界でも憧れの存在ということもあって、31件の入札、コメント数も39件と大いに賑わいました。
09/09 12:10
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