メルセデス・ベンツ新型「EQB」登場 3列7人乗りのコンパクト電動SUVは内外装を一新

全長4685mmで3列7人乗りを実現するメルセデス・ベンツの電気自動車（EV）コンパクトSUV「EQB」の改良新型が登場しました。どう変わったのでしょうか。

人気のコンパクトSUVがマイナーチェンジ

　メルセデス・ベンツ日本は2024年6月13日、電気自動車（EV）のコンパクトSUV「EQB」をマイナーチェンジ、新型の予約注文受付を開始しました。

　納車は「EQB250＋」が同日より、「EQB350 4MATIC」は同年7月下旬より順次予定をしています。

　EQBは2021年4月に上海国際モーターショー2021で世界初公開されたモデルで、メルセデス・ベンツの内燃機関バージョン「GLB」のEV版という位置づけになります。日本においては2022年7月に登場しました。

　ボディサイズは全長4685mm×全幅1835mm×全高1705mm、という取り回しの良いサイズながら、2830mmと長いホイールベースを活かして最大7名の乗車を実現したコンパクトSUVで、あらゆるライフスタイルにフィットするEVとなっています。

　今回登場した改良新型EQBは、内外装のデザインを一新。

　メルセデス・ベンツの電気自動車「EQシリーズ」の最新デザインを踏襲し、立体的なスターパターンをあしらったフロントグリルに統合されたフロントフェイスを採用、また新デザインのフロントバンパーを採用することで、上級モデルのEQシリーズと同様のデザインを実現しています。

　またヘッドライト上には一直線に繋がったデイタイムランニングライトを装備、また新形状のバンパーはよりワイドな印象を強調しています。さらにリアテールランプのデザインも変更されています。

　インテリアでは、新世代のステアリングホイールを採用。ナビやインストルメントクラスター内の各種設定などの設定を手元で完結できる機能性も有しています。

　またアクティブディスタンスアシストディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。これによりステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーが握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシストディストロニックの使い勝手を向上しています。

　パワートレインは従来と変更はありません。

　EQB250＋は190馬力・385Nmを発揮するモーターをフロントアクスルに搭載、前輪を駆動します。

　EQB350 4MATICはフロントアクスルに1基、リアアクスルに1基モーターを搭載する四輪駆動モデルで、最高出力は292馬力・最大トルクは520Nmを発生します。

　搭載するリチウムイオンバッテリーは前後アクスル間のフロア部に搭載。EQB250＋のバッテリー容量は70.4kWhで、WLTCモードでの一充電走行距離は557㎞となります。

　消費税込みの車両価格は以下のとおりです。

・EQB250＋：811万円
・EQB350 4MATIC：899万円