口結び、表情硬く=斎藤兵庫知事

19日の兵庫県議会定例会に出席した斎藤元彦知事。パワハラ疑惑などの告発文書を巡る問題で、不信任決議案が提出された際も、口を固く結んだままで、終始表情を変えることはなかった。
午前10時55分ごろ、一斉にカメラのフラッシュがたかれる中、黒っぽいスーツ姿の斎藤氏は報道陣に複数回頭を下げると、硬い表情のまま本会議場に入った。議場では、一部から拍手が湧いたものの、表情を変えることなく深々と一礼して着席した。
斎藤氏は冒頭のあいさつで「多くの県民の皆さまにご心配をかけ改めて心よりおわびする」と陳謝。その上で「反省すべき点、改めるべき点をしっかりと受け止め、日々の仕事に生かしていくことが大切だ」と改めて強調した。
開会前、議場に向かう途中には、県庁舎前で女性から声を掛けられる一幕も。「斎藤さんは、よう頑張ってくれた」という激励の言葉に、うなずきながら耳を傾けたものの、斎藤氏の表情がほころぶことはなかった。

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