普段履きしてみたら足がラク!Tevaの真っ黒ハイクシューズは街・ソトどっちも良しのオールラウンダー
突然ですが、“ライト&ファストハイク”って知ってますか?ここ最近、アメリカの若者の間で流行っているライフスタイルのひとつで、ざっくり言うと、“ジムに行くのではなく、サクッと山歩きやハイキングに出かけて楽しみながら体も鍛えちゃおう!”というものです。
日本では、フットワーク軽く山を歩く、というのはなかなか難しいかも知れませんが、そんなライフスタイル向けの“軽い履き心地”で、“山歩きもランもいける”シューズだったら、普段履きでも足がラクなのでは? ということで、アウトドア用サンダルで人気のTevaのトレランシューズ「TRAILWINDER LOW(トレイルワインダー ロー)」(1万9800円)を街履きで試してみました。“ライト&ファストハイク”に必要とされる軽さやグリップ力などの機能性と、タウンユースしやすいデザインの両立を目指して開発されたこのアイテム、その性能やいかに。
▲余談ですがせっかくなので日光のハイキングコースも歩いてきました結論から言えば、街履きでも足がとってもラク。柔らかすぎず硬すぎずの絶妙なクッション具合が、アスファルトの上でもしっかりグリップしつつ、足裏やかかと、膝への衝撃を上手いこと吸収してくれている印象です。
ハイキングでも試してみましたが、この印象は変わらず。街履きでOKだとアウトドアシーンだと物足りない(逆もまた然り)なんてこともありますが、なんていうんでしょう、このバランスの良さ。いい塩梅に仕上げてくれてます。
ちなみに筆者は軽登山メインで山歩きを嗜む貧弱35歳、&GP編集部のヤマケンです。
■街履きでもソト履きでも柔らかすぎず硬すぎず
シューズを選ぶときに気になる点は“履き心地”ではないでしょうか。特にクッション性は重要で、どうせだったら長時間履いても疲れにくいモノを選びたい。ただ、これがなかなか難しい。
例えば、アスファルトのような硬い地面を歩くなら柔らかいシューズのほうが疲れにくそうな気がしますが、柔らかすぎるとそれはそれで実は疲れる。深く沈み込みすぎると足裏が不安定になりやすいですし、膝が横にズレやすく、最悪痛みを感じることも。これはアウトドアシーンでも同様で、柔らかさのバランスが大事なんです。
その点、「トレイルワインダー ロー」は柔らかすぎず、硬すぎずのちょうどよい仕上がりに。
しっかりとした反発力で歩きやすく、着地の衝撃もうまく逃がしてくれるので疲れにくい。一方で、柔らかすぎないおかげで膝のズレも抑えられ、長時間歩いても快適です。アウトドアシーンでは、上記に加えてアウトソールのほどよい硬さも◎。地面の起伏を感じられつつも、その影響を受けにくいのでとても歩きやすい。
■不意の雨でもグリップしやすく安定感良し
防水仕様ではないので雨の日に履くことはそれほどないとは思いますが、不意の雨はままあるもの。もちろん路面によって滑りやすい or 滑りにくいなどの相性はありますが、そんなときもグリップしてくれるので安心。
アウトドアシーンでのトラクションとグリップ力を高めたアウトソールパターンですが、街履きでもその恩恵をある程度受けられている感じ。
■街履きで履けるデザイン&真っ黒カラーなのもイイ
街履きを考えるとかなり重要なのが、デザインとカラー。一般的なハイクシューズはボリューム感が気になりがち。他にも比較的街履きしやすいアウトドア用機能性シューズとしてトレランシューズもありますが、ド派手なモデルも多く、独特なデザインや原色系のカラーパターンだったりと、街で履こうとするには足元が目立ちすぎる!
「トレイルワインダー ロー」は服装にマッチさせやすいカラーリングですし、主張しないシンプルデザイン。特に“ブラック/アンスラサイト”は全面ブラックに、ホワイトとオークルがワンポイントで入っているだけなので街中でも浮きにくい!
その分アウトドアシーンでの自己主張はおとなしいですが、スタイリッシュなシューズで山歩きっていうのもカッコいいですからね。個人的には好きです。
▲本体色が赤いモデルと、かかとにオレンジの配色がされているモデルはウィメンズですなお他にもホワイトカラーの“マシュマロ/バーチ”と“カドミウム グリーン/レイン ドラム”の2色展開。
足の形にもよりますが、サイズ選びはハーフサイズアップで選ぶと良さそう。私は普段27.5cm幅広足ですが、28cmで足先に少し余裕がありつつもフィット感十分。
また、片足の重量が約335g(27cmの場合)でトレランシューズの中では標準的な重量ではあるものの、一般的なスニーカーに比べると計量。この軽さも足の疲れにくさにつながっているような気がします。
* * *
色々言いましたが、街でもソトでもほどよいクッション性で歩きやすく、街でも馴染みやすいシンプルデザインというのがポイント。
疲れにくくて普段履きできるスニーカーやシューズを探しているなら一度試してみる価値ありますよ。
<取材・文/山口健壱(&GP)>
>> Teva
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