たとえ“低山”でも油断は禁物!アウトドアブランドが誇る「間違いない」ハイキングシューズ5選
【2024年 スニーカー最前線 #8】
「気軽に自然を満喫したい」——そんなニーズにぴったりな“低山ハイク”が注目を集めています。少し都市を離れるだけで大自然を堪能できる低山ハイクは、忙しい日常から抜け出せる身近なアウトドア。標高が高くなくても、小さな山ならではの美しさや発見があり、誰でも気軽に楽しめる魅力があります。
快適に歩くために欠かせないのがハイキングシューズ。悪路でも安心して歩けるグリップ力や急な雨に対応できる防水性など、山歩きには一定の機能が求められます。ただ、「高山用の本格装備まではいらないけれど、気軽に楽しめるシューズが欲しい…」という方におすすめなのが、スタイルと機能を兼ね備え、普段のコーディネートにも取り入れやすいローカットタイプです。
今回は、低山ハイクに最適なハイキングシューズを5足ご紹介するとともに、各ブランド担当者におすすめシーンを聞きました!
スタイリスト/宇田川雄一さんファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至るまで最新トレンドを把握
【アイテム1】超軽量で安定感抜群の防水ハイキングシューズ
ARC'TERYX(アークテリクス)
「コペック ゴアテックス」(2万9700円)
「コペック ゴアテックス」は、ポートランドにあるアークテリクスのフットウェアデザインセンターで開発された、軽量・耐久・防水を兼ね備えたハイキング&トレッキングシューズです。
アークテリクスらしいミニマルで洗練されたデザインが、足元から山歩きをスタイリッシュにサポート。土や泥に足を取られることなく、登山者の足元をしっかり支え、ゴールまで導いてくれる頼もしい一足です。
ARC'TERYX担当者おすすめシーン:「低山から森林限界までの幅広い範囲でのハイキングや、日帰り、山小屋泊の比較的軽い荷物でのトレッキングに最適です。トレイルランニングシューズで培われた軽量設計のソールユニットに、軽量で耐久性に優れたコーデュラメッシュを採用。圧着技術を駆使したアッパーにより、驚くほど軽い履き心地を実現しました。また、アウトソールにはビブラムメガグリップを使用し、独自のラグパターンでさまざまな路面に対応します」(アークテリクス PR・御園生彩さん)
>> ARC'TERYX
【アイテム2】多様な地形に対応するアウトドアシューズが上質なレザーを纏って大人顔に
MERRELL(メレル)
アイテム名:「モアブ スピード 2 レザー ウォータープルーフ」(3万3000円)
「モアブ スピード 2 レザー ウォータープルーフ」は、ハイキングシューズの安定性とトレイルランニングシューズの軽量性・俊敏性を融合し、多様な地形に対応できる「ダイバースアウトドア」シューズです。
最新モデル「MOAB SPEED 2」をベースに、フィット感、安定性、トラクション性、デザインが徹底的に改良されています。上質なヌバックレザーがスタイリッシュでモダンな表情を演出。さらに、メレル独自の透湿防水メンブレンや、優れたグリップ力を誇るVibramアウトソール、軽量ながら安定性を確保するアーチシャンクも搭載。長時間の使用でも快適な履き心地を提供します。
MERRELL担当者おすすめシーン:「ハイキングシューズ『MOAB(モアブ)』と、最新のイノベーションとテクノロジーを搭載したトレランシューズ『MOAB SPEED(モアブスピード)』のスペックを掛け合わせたモデルです。そのため、トレッキングや低山ハイクに最適です! また、デザインやカラーリングは山だけでなく、タウンユースとしても日常的に履いていただける一足です」(メレル マーケティングPR・駒井美月さん)
>> MERRELL
【アイテム3】名作ハイキングシューズ「Ducan(デュカン)」が、最新技術でさらに履きやすく進化!
MAMMUT
アイテム名:「デュカン 2 ロー ゴアテックス」(2万7500円)
マムートの名作ハイキングシューズ「Ducan(デュカン)」が、最新バージョンでさらに進化しました。「デュカン 2 ロー ゴアテックス」は、足に沿った精密なフィット感と抜群の快適さを追求した一足です。
Vibramアウトソールが優れたグリップ力を発揮し、GORE-TEXメンブレンが雨の日も安心な防水性を確保。斬新なデザインと最新技術によって、登山靴としての高いパフォーマンスと快適さを両立した新たな定番となる一足です。
MAMMUT担当者おすすめシーン:「このシューズは低山ハイクから日常の雨の日用防水シューズとしてもおすすめです。今シーズン注目のモデルで、マムート独自のテクノロジー『フレクストロン』を搭載しています。足にかかる圧力を均一に分散し、高いグリップ力と安定性をもたらす最新技術です。また、波型のスプリングスチールソールが足のねじれを抑えながら前進をサポート。地面からの衝撃を吸収して推進力を発揮し、クッション性とエネルギー伝達をうまく両立して自然な歩き心地を実現します。」(マムート アシスタントブランドマネージャー・宇津木正太さん)
>> MAMMUT
【アイテム4】山も街もOK!あらゆる地形に対応するハイキングシューズ
Salomon(サロモン)
「X ULTRA 360 GORE-TEX」(1万8700円)
ロングセラーモデル「X ULTRA」をもとにした、長距離対応のハイキングシューズが誕生。全地形対応のグリップと安定感、足をしっかり守る保護性能が特徴です。
快適なミッドソールのクッション性、GORE-TEXによる防水性、リサイクル素材を使用した丈夫なテキスタイルアッパーなど、機能性も抜群。幅広いアウトドアアクティビティで頼れる一足です。
Salomon担当者おすすめシーン:「山でも街でも使えることを想定して作られたアイテムなので、低山ハイクや旅行先でのトレッキングに最適です。スニーカーのようなデザインで、幅広い洋服に合わせやすいのもポイント。アイテム名の“360”には、あらゆる地形に対応するという意味が込められており、山から街まで対応可能なアウトソールを採用しています」(サロモン PR・須藤実奈子さん)
>> SALOMON
【アイテム5】一日中快適に過ごせる全天候型ハイクシューズ
mont-bell(モンベル)
「トレールランダー Men's」(1万8480円)
メッシュ素材と防水透湿メンブレンを直接貼り合わせた「GORE-TEX インビジブルフィット フットウェア」により、防水性と高いフィット感を両立。
通気性も良く、防水膜のないシューズのような柔らかい履き心地を楽しめます。日帰りの低山ハイクでも、1日中快適に過ごせる一足です。
mont-bell担当者おすすめシーン:「低山ハイクや軽量な荷物でのスピードハイクに最適です。軽量でフィット感の高いローカットシューズなので、軽快な歩行が楽しめます。標高が低く歩行時間が短い“低山”でも、濡れた岩肌や木道など滑りやすい路面での転倒リスクは高山と変わりません。トレールランナーに採用されているアウトソール『トレールグリッパー』は、グリップ力が非常に高く、滑りやすい路面での安定した歩行をサポートします。さらに、防水構造ながら蒸れにくく、ソフトな履き心地なので、長時間履いていても快適です」(モンベル 広報部・小野立さん)
>> mont-bell
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▲アークテリクス パンツ/2万9700円、シェルアウター/5万9400円(アークテリクス カスタマーサポートセンター)快適なシューズを選べば、歩くことに集中でき、自然の景色や木々、川の流れをより楽しめます。
手軽に自然を楽しめるのが低山ハイクの魅力です。ローカットタイプのハイキングシューズで、気軽にアウトドア体験に出かけてみませんか?
<取材・文/宇田川 雄一 メイン写真/田中利幸>
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11/04 07:00
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