この秋、買いの「クリーン家電」VS「調理家電」頂上決戦【傑作&大本命モノ決定版】

【傑作&大本命モノ決定版】

衛生的な空間を保つために必要なクリーン家電と、毎日の料理に欠かせない調理家電。どちらも年々進化しており、使いやすいアイテムが続々登場している。今回は、実際に使ってみて便利だったアイテムを紹介する。

*  *  *

生活に密接しているクリーン家電や調理家電は、ここ数年で選択肢が広がっている。参入するメーカーも増え、目からうろこの便利な製品も増えた。

家電プロレビュアーの石井和美さんは、最新の家電について「ライフスタイルが多様化していることもあり、家電が細分化しています。少人数世帯で使いやすく、収納場所もとらないコンパクトかつ高性能な家電に注目が集まっています。デザインも個性的なものが増えてきました」と語る。

クリーン家電は、場所や状況に合わせて最適な1台を選ぶと、毎日のストレスが軽減する。

音が静かなのは、シャープ「コードレススティック掃除機 EC-XR1」。音が小さいと吸引力が心配になるが、これはとてもパワフル。夜間などに掃除する方は注目してほしい。

棚や布団、車内などを掃除したいのであれば、Shark「EVOPOWER DX WV515JOR&アクセサリーパック」が便利だ。そもそも吸引力が高いので、布製品も隅々まできれいになる。

ケルヒャー「マルチクリーナー OC 3 Foldable」は、家のベランダや外遊び時の持ち物など、洗浄したいさまざまなシーンで重宝する。給水タンクと充電式バッテリー内蔵で、どこでも簡単に水で洗える。

これから乾燥する時期に気になるのが加湿器だ。最新のティファール「スチーム アンド ミストL8L」は、加熱超音波式(ハイブリッド式)を採用した加湿器で、広い部屋もカバー。スチームがあたたかいところも魅力だ。

調理家電は、全体的にスタイリッシュなデザインのものが増えた。性能も進化しており、美味しくできる点も見逃せない。

ユニークなのはレコルト「スライドラックトースター」。脚があり、レトロなデザインだ。性能もこだわっており、マイコン制御で簡単に美味しく焼ける。

Ninja「Ninja Twisti SS151J」もスタイリッシュなデザインが目を引く。ジュースやスープなどもムラなくなめらかで、氷も粉砕できるパワーが自慢だ。

深さや大きさが少人数世帯にちょうどよく、色々な料理に使えそうなホットプレートも一台あると便利だ。パナソニック「ホットプレート NF-HM310」は、普段使いからおもてなしまで、幅広く使える。

手軽に失敗なくコーヒーが楽しめるカプセル式コーヒーマシンも紹介したい。ネスプレッソ「ラティシマ・ワン プラス」は、牛乳を使ってカフェラテまで楽しめる。デザインの美しさ、高級感がある佇まいも人気だ。なお、家電は毎日のように使うもの。できれば実物を見てから購入してほしい。

家電プロレビュアー 石井和美さん
家電プロレビュアー。家電のレビューを得意とする。小型の調理家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を生活者目線でレビュー。テレビ、雑誌、WEBなどで活躍中

【クリーン家電】

<名作>

■圧倒的な使いやすさと吸引力

Shark
「EVOPOWER DX WV515JOR&アクセサリーパック」(3万7400円)

一台持っていると便利。ちょっとゴミが目に付いたとき、サッと掃除できます。我が家でも愛用しているアイテムです

従来品から吸引力が2.5倍になり、よりパワフルになった吸引力が魅力のハンディクリーナー。最長40分の長持ちバッテリーで、カーペットやラグ、カーテン、棚や机の細かいゴミまで時間を気にせず、家中キレイにできる。

▲布団用ノズル、ペットマルチツールも付属。棚などはもちろん、ソファなどの掃除も得意。微細なゴミや髪の毛も、しっかりかき取る

<タイパ>

■低騒音化に対応したハイパワーなクリーナー

シャープ
「ステーションタイプ コードレススティック掃除機 EC-XR1」(実勢価格:9万9000円前後)

ステーションへ戻すたびに自動でゴミを収集してくれるので、スティックのゴミ捨てが不要。低騒音化構造を採用することで運転音を低減。早朝や夜間など、いつでも思い立ったときに掃除できるほど、音は静かだ。

▲軽量モーター搭載で、細かなゴミまでしっかりと吸い込み、優しい運転音と高い吸引力の両立を実現している

<多機能>

■あったかスチーム&ミストでパワフルに加湿

ティファール
「スチーム アンド ミストL 8L」(3万4000円)

最大720ml/hとハイパワーなので、乾燥する部屋でも潤います。ミストがあたたかいので部屋が寒くなりません

加熱式と超音波式の長所を兼ね備えた「加熱超音波式(ハイブリッド式)」を採用。あたたかいスチーム&ミストで、すばやく衛生的に加湿できる。また、吹き出し口を360度回転できるので、部屋全体を加湿でき、置き場所にも困らない。

▲本体を置いたまま、タンクのフタを開けて上から給水可能。給水口が広いので水を注ぎやすい。給水時の手間を省ける

<ハイコスパ>

■どこでも水洗いができるマルチクリーナー

ケルヒャー
「マルチクリーナー OC 3 Foldable」(2万4200円)

給水タンクに水を注いでスイッチを押すだけの簡単操作で、面倒なセッティングが不要。充電式バッテリーを内蔵しており、どこへでも持ち運んで洗浄できる。ケルヒャー独自の細かい扇状の水流で、少ない量でも効率的に洗浄可能。

▲給水タンクは折りたたむことで約10cmの厚さになる。標準装備のトリガーガンや付属品も本体内に収納できる

【調理家電】

<個性派デザイン>

■レトロな見た目と最新性能が融合

レコルト
「スライドラックトースター」(1万6500円)

かわいいデザインに目を引かれますが、トースターとしても性能は優秀。総菜パンも得意でサクッと美味しく焼けます

着脱できる脚付きの他にはない珍しいデザインが特徴。トーストや惣菜パンの温めなどは、マイコン制御で時間も温度も自動で制御され、ちょうどよく焼き上がる。食パン2枚を前後に並べて焼ける、幅を取らないスリムな設計も魅力。

▲上下4本の遠赤外線ヒーターと、庫内に施したディンプル加工で熱を反射拡散。庫内の熱を効率良く、ムラなく循環させる

<多機能>

■立ち上がりが早く、ムラなく焼ける

パナソニック
「ホットプレート NF-HM310」(実勢価格:1万9800円前後)

すぐに調理開始できるスピード昇温設計で、プレート全体での温度差もわずか。深さのあるフタが付属しており、チーズフォンデュや蒸しパン、具材たっぷりのパエリアなど、高さのあるメニューもフタの裏に触れることがないので、見栄え良く楽しめる。

▲シンクの中でも扱いやすく、洗いやすいラウンドフォルム。遮熱板もヒーターと分離できるので、いつも清潔に保てる

<多機能>

■固い野菜も、氷も、丸ごと素早く粉砕できる

Ninja
「Ninja Twisti SS151J」(1万9800円)

1100Wのパワーで固い食材も余裕で砕く。仕上がりはなめらかで口当たりがよい。タンパーが付属していることも特徴。ピッチャーの上部につかえた材料を内蔵型タンパーで刃の方向に押し込むことで、ムラのないなめらかな仕上がりにできる。

▲日本初の内蔵型タンパーで上部につかえた材料もかき混ぜられる。途中でフタを開けて、食材を押し込む必要がない

<ハイクラス>

■カプセル式で本格カフェラテを味わえる

ネスプレッソ
「ラティシマ・ワン プラス」(3万7400円)

ふわふわのミルクメニューに感激しました。コーヒーの香りも良く、カフェにいるような体験を、家でできます

さまざまなカップサイズのコーヒーから本格ミルクメニューまで、ボタンひとつで抽出が可能。2種類のコーヒーメニュー(エスプレッソ、ルンゴ)に加え、ふんわりとしたフォームミルクもできるので、カプチーノやカフェラテも楽しめる。

▲ミルクメニュー機能付きでも、幅はコンパクト。最大19気圧の抽出システムを採用しており、個性豊かなアロマを楽しめる

>> 特集【傑作&大本命モノ決定版】

※2024年10月4日発売「GoodsPress」11月号30-31ページの記事をもとに構成しています

<文/石井和美>

 

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