一大イベントの直前に不祥事発覚 カナデビア社長「極めて残念」
カナデビア(旧日立造船)の桑原道(みち)社長は8日の決算会見で、7月に発覚した子会社による船舶用エンジンのデータ不正について「会社の存立基盤である技術力への信頼を失墜させた。深く反省をしている」と謝罪した。不正発覚後、桑原社長が会見するのは初めて。
10月1日に社名を約80年ぶりに変更したが、その直前に不祥事が発覚した。「極めて残念。社名変更のプロモーション効果を損なったという危機感を持っている」と語った。
一方、経営責任については、弁護士らによる特別調査委員会の調査が続いていることから「(時期や対象は)調査結果をふまえて判断する。現時点では控えたい」と述べるにとどめた。
11/08 15:02
朝日新聞社