エンジン不正を謝罪=旧日立造船社長、発覚後初

カナデビア(旧日立造船)の桑原道社長は8日の記者会見で、船舶用エンジンを巡るデータ改ざんに関し、「多大なる心配や不安をかけ、深くおわび申し上げる」と陳謝した。今年7月の問題発覚後、桑原氏が公の場で謝罪するのは初めて。不正の背景や関係者の処分については、「特別調査委員会の調査中で言及を控える」と明言を避けた。
7日に発表した2024年9月中間連結決算は、投資損失の発生などで最終赤字に転落したものの、営業利益ベースでは大幅増益となった。ただ、桑原社長は不正を受けてエンジンの受注を「極めて限定的」にしていると明らかにした上、「想定していた受注規模からかなり下げて事業計画を考えないといけない」と指摘、今後業績が下振れする可能性も示唆した。

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