トヨタの生産、8月は前年比22%減 台風接近による稼働停止響く

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 トヨタ自動車が27日発表した8月の国内生産台数は、レクサスを含むトヨタ単独で前年同月比22.2%減の18万5680台だった。台風10号の接近に伴い、国内全14工場を数日間停止した影響を受けた。

 国内生産が前年割れになるのは2カ月ぶり。車の大量生産に必要な「型式指定」をめぐる認証不正問題で、6月から「ヤリスクロス」など3車種の生産を停止していた影響も続いた。

 世界全体での生産も70万9571台で同11.2%のマイナスだった。リコール(回収・無償修理)の影響があった北米や、販売不振が続くインドネシアなどで、生産が落ち込んだ。(大平要)

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