栃木のLRTが接触事故、歩行中の男性が骨折 人身事故は開業以来初

宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)=2024年8月25日午前11時58分、宇都宮市、石原剛文撮影

 栃木県芳賀町からJR宇都宮駅東口へ向かう次世代型路面電車(LRT)が17日午後10時15分ごろ、宇都宮市清原工業団地で栃木県真岡市の男性(76)と接触した。男性は左ひざ付近を開放骨折する全治不詳のけが。LRTの運転手と乗客約150人にけがはなかった。

 宇都宮東署によると、軌道上で自転車を押して歩いていた男性とLRTが接触したという。運転手は「ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているという。

 運行会社の「宇都宮ライトレール」によると、LRTが絡む人身事故は昨年8月の開業以来初めて。事故当時、時速約37キロで走行していたという。

 現場はJR宇都宮駅から約10キロの「栃木県グリーンスタジアム」の近く。夜間は真っ暗だという。(鹿野幹男)

ジャンルで探す