9年ぶりに「ただいま日本!」 アメリカ海軍の空母「ジョージ・ワシントン」が間もなく日本に到着 これで完成する“日本でしか見られない光景”とは?

到着は11月中下旬の見込み

艦載機は先行して岩国基地に到着

 外務省は2024年11月5日、在日アメリカ海軍司令部から、アメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が前方展開のため神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地に11月中下旬に入港する予定との連絡を受けたと発表しました。

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アメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」(画像:アメリカ海軍)。

「ジョージ・ワシントン」は、2008(平成20)年9月から2015(平成27)年5月まで、横須賀基地を母港として活動していました。その後、原子炉の燃料棒交換を含む大規模オーバーホール(RCOH)を行うために姉妹艦「ロナルド・レーガン」と交代する形で離日しています。

 2023年5月に米本土東海岸のニューポートニューズ造船所でRCOHを終えると、10か月にわたって各種テストや認証検査を実施しました。そして、今年4月にバージニア州ノーフォークを出航し、7月にサンディエゴへ到着。その後、10月18日に日本に向けてサンディエゴを出港しました。

「ジョージ・ワシントン」は、航空戦力として第5空母航空団の艦載機を搭載して来日しますが、外務省によると、艦載機部隊は先行して山口県のアメリカ海兵隊岩国基地に飛来するとのことです。

 ちなみに、この第5空母航空団には新たに第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147)が加わっており、同部隊はステルス戦闘機F-35Cを運用しています。日本には、航空自衛隊が運用するF-35A、アメリカ海兵隊が運用するF-35Bがすでに配備されてます。ここにアメリカ海軍のF-35Cが加わることで、アメリカ以外では世界で唯一、すべてのF-35シリーズが揃うことになります。

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