「本州最西端の高速」現る! 将来は福岡直結の「西九州道」直近の開通予定は?

西九州道の一部を構成する松浦佐々道路の建設が進んでいます。2025年度には一部区間が開通する見込みです。

西九州道の西端を結ぶ松浦佐々道路

 九州最西端を目指す「松浦佐々道路」(西九州道)の建設が進んでいます。

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2025年度開通予定の松浦佐々道路・松浦IC~平戸IC間。2024年9月撮影(画像:国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所)。

 松浦佐々道路は、西九州道の松浦IC(長崎県松浦市)と佐々IC(同・佐々町)を結ぶ延長19.1kmの高規格幹線道路です。2014年度に事業化。幅員12.0m・2車線、設計速度80km/hの自動車専用道路として整備が進んでいます。

 この松浦佐々道路は、福岡市から佐賀県唐津市・伊万里市を経由し、北松浦半島の長崎県松浦市・佐世保市をぐるりと回り、佐賀県武雄市に至る西九州道の一部を構成します。また、長崎県北部の幹線道路である国道204号のバイパス・代替路の役割も担います。

 松浦IC~佐々IC間の途中には、平戸ICと江迎鹿町IC(いずれも佐世保市)が設置されますが、平戸ICは県道258号平戸江迎線と接続し、九州最西端に位置する平戸市への玄関口になります。

 このうち、北側の松浦IC~平戸IC間7.5kmは、2025年度に開通する見通しです。9月時点で同区間は、橋やトンネルなどの姿が形作られてきており、完成に近付きつつあります。

 長崎河川国道事務所は、松浦佐々道路の整備により、防災機能の強化や地域産業の活性化などが期待されるとしています。

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