太平洋に配備します! ロシア最新の潜水艦が進水へ 姉妹艦はウクライナ戦争で注目集めたことも
姉妹艦はウクライナのミサイル攻撃で話題になりました。
巡航ミサイル「カリブル」の運用能力も
ロシア国防省は2024年10月11日、サンクトペテルブルクにあるアドミラルティ造船所で、新型潜水艦「ヤクーツク」が進水したと発表しました。
「ヤクーツク」はディーゼルエンジンと発電機、バッテリー、モーターを搭載した通常動力型潜水艦で、「改キロ級」と呼ばれる636.3型の最新艦です。起工は2021年8月23日で、今後、艤装や各種試験を実施したのち、2025年にロシア海軍へと引き渡される予定です。
636.3型の全長は約74m、水中排水量は約3900トンで、艦首に魚雷発射管を備えていますが、ここから魚雷だけでなく長射程の巡航ミサイル「カリブル」を射出することも可能です。
「ヤクーツク」はロシア太平洋艦隊に配備されることがすでに決まっており、同艦隊では636.3型がすでに5隻配備されていることから、それら既存の艦とともに潜水艦隊を構成する模様です。
なお、同型艦の「ロストフ・ナ・ドヌー」は、黒海艦隊に配備されている最中の2023年9月、セヴァストポリ艦船修理工場の乾ドックに入渠しているところをウクライナ軍のミサイルで攻撃され、損傷を受けました。
その後、ロシア海軍が修復作業を続けていたものの、2024年8月3日に実施されたウクライナ軍のクリミア攻撃で沈没したといわれています。
10/17 06:12
乗りものニュース