市街地をスルー! 東北道アクセスも良くなる国道4号バイパス「盛岡南道路」どこまで計画進んだ?
国道4号盛岡南道路の事業は、どこまで進んでいるのでしょうか。
新規事業化から2年
国土交通省東北地方整備局が2024年8月、今年度1回目の事業評価監視委員会を開催。国道4号「盛岡南道路」について再評価を行いました。
盛岡南道路は、岩手県の矢巾町藤沢から盛岡市永井までを結ぶ延長7.4kmのバイパス道路です。起点の藤沢で国道4号と分かれ、終点の永井で国道46号盛岡西バイパスの西バイパス南口交差点に接続します。この交差点を西へ進むとすぐ東北道の盛岡南ICがあり、東へまっすぐ道なりに進むと宮古市方面に通じます。
盛岡南道路は幅24.25~25.25m、両側歩道付き4車線、設計速度80km/h、交通量3万7900台/日で計画されています。
東北地方整備局によると、道路整備により所要時間のばらつきが減り、貨幣換算すると50年で約231億円の効果が見込まれるとのこと。また、西バイパス南口交差点から岩手医大病院への救急搬送時間は約8分短縮されるといいます。
全体事業費は380億円。2022年度に事業化されたばかりであり、2024年3月末時点の用地進捗率は0%、事業進捗率はまだ1%程度です。測量は終えており、2024年度は全区間で道路設計を進めています。今後は設計や各種調整が済んだ区間から、用地調査に着手する予定としています。
10/12 07:12
乗りものニュース