併合運転する全編成を点検へ 走行中の新幹線が離ればなれ… 連結器の外観に異常なし

対象は全96編成です。

けが人はなし

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併合運転するE5系とE6系(画像:写真AC)。

 高速走行中の東北新幹線で、連結していた2列車(はやぶさ6号・こまち6号)の連結部が外れた事象について、JR東日本は2024年9月19日(木)夜、これまでに判明した状況や今後の対応について公表しました。

 JR東日本によると、停車した地点での緊急点検の結果、両列車の連結器ともに外観に異常は認められなかったとのこと。車輪にも異常は見当たらず、また連結した盛岡駅でも、併合作業は通常通りに行われたとのことです。なお、今回のトラブルに際して脱線やけが人の発生はありませんでした。

 今後は併合運転を行うE2系(東北新幹線)、E3系(山形新幹線)、E5系(東北新幹線)、E6系(秋田新幹線)、E8系(山形新幹線)の全96編成について、目視による連結部の外観検査が実施される予定です。そのうえでJR東日本は、「緊急点検を速やかかつ確実に実施するとともに、原因究明を行い、必要な対策をとってまいります」としています。

 今回のトラブルで、東北新幹線などでは72本が運休となり、約4万5000人に影響が出ました。

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