なんですかコレ!? 激レア「2色で矢印描かれた矢印標識」発見! 猛烈な「行くなよ」アピールも仕方ない?
「青に白の矢印」が描かれた丸形の道路標識のなかで、珍しいデザインのものを佐賀県で発見しました。行ってはいけない方向を描かないのではなく、赤で強調するというスタイルです。
他県じゃ見たことないかも…
「青に白の矢印」が描かれた丸形の道路標識は、一般的に「描かれた矢印の方向しか行ってはならない」ということを意味します。複雑な交差点において通行可と通行禁止の道が併存する場合は、通行禁止の路地だけ「矢印のない棒」で表現するなどの方法が一般的ですが、佐賀県唐津市で全く異なるデザインのものを発見しました。
それは、直進方向、左方向に2本の矢印が描かれており、上の一本の矢印が白ではなく、赤に塗られているというもの。赤い矢印の横には「X」の字が描かれます。この標識はJR唐津駅近く、その隣の和多田駅の近くの高架手前の交差点にあり、この標識と交差する2本の道路はそれぞれ一方通行となっています。しかも、2つの標識はともに、線路を示す白黒のラインも引かれています。
通常、こうした矢印標識の場合、進んではいけない方向への矢印が明記されないデザインであることが一般的。そのようななか、行っては行けない方向をあえて赤字にするのは、珍しいといえるでしょう。
ただ、2枚の標識のレイアウトには、微妙な違いがあります。
唐津駅近くの標識には、路肩に「赤い矢印あり」の標識があり、その下に「JR高架下右折禁止」の看板が掲げられています。一方、和多田駅近くのものは、高い位置に「赤い矢印あり」の標識があることに加えて、路肩の低い位置に「JR高架下右折禁止」の看板と、左方向・直進方向に矢印が向いた通常の矢印標識が掲げられています。
とはいうものの、いずれも、誤って一方通行の道での逆走が発生しないよう、強く主張するデザインとなっていることは間違いありません。
なお、この赤い線で「進入禁止」を示した矢印標識は、他県で見ることはほぼないですが、佐賀県内では唐津市以外にも設置されています。
08/11 12:12
乗りものニュース