中国軍の「超高空を飛べる異形機」日本に接近! “不思議なルックス”を自衛隊が撮影 東シナ海をグルグル旋回

F-15より高く飛べる!?

偵察型無人機「WZ-7」を確認

 防衛省・統合幕僚監部は2024年7月30日(火)、中国軍の無人機1機が、東シナ海上空で確認されたと発表。航空自衛隊が撮影した同機の画像も公開しました。

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航空自衛隊のF-15戦闘機(画像:写真AC)。

 今回飛来したのは、「WZ-7」という偵察型無人機とのこと。大陸方面から飛来し、東シナ海上で旋回したのち、奄美大島北西沖まで飛行。その後、反転・北進し、再び旋回して大陸方面へ向けて飛行したそうです。

 これに対し、航空自衛隊が西部航空方面隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ、対応したとしています。

 WZ-7は全長約14.0m、翼幅23.0m、全高5.4m、最大離陸重量は約7500kg。比較的大型の無人航空機で、欧米などではアメリカ製の大型無人偵察機RQ-4「グローバルホーク」に相当する航空機だといわれることもあります。主翼と水平尾翼が結合した結合翼を採用しており、非常に変わった外観です。

 ターボファンエンジンを1基搭載し、巡航速度は750km/h、航続距離は7000km。運用高度は約1万8000mにおよぶと見られており、高高度性能が優れています。実際に、今回防衛省が公開した画像でも、スクランブルした自衛隊機より高高度を飛行していることが確認できます。
 
 なお、WZ-7は2024年6月にも、今回とほぼ同じ飛行ルートで飛来しています。

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