山形新幹線「大石田」まで運転再開も被害深刻 代行バスも明暗 東北豪雨の“爪痕”あきらかに
8月から一部区間で運転再開の予定
バス代行輸送や山形新幹線のみです
2024年7月25日から26日にかけての大雨被害により、東北地方のJR線では各所で運転見合わせが生じています。その被害状況と今後の運転の見通しについても明らかになってきています。
JR東日本が7月30日16時に発表した運転見通しによると、奥羽本線(山形線)では、8月1日から村山~大石田駅間の上下線において、通常の6割程度の本数で運転を再開します。ただ、大石田~新庄駅間については8月中旬ごろまで列車の運転を見合わせるとしています。
奥羽本線を走る山形新幹線では、8月1日より山形~大石田駅間の上下線において、通常の8割程度の本数で運転を再開し、さらに大石田~新庄駅間の上下線で新幹線「つばさ」号に接続するバス代行輸送(途中駅での停車はなし)を実施するとのことです。代行バスには乗車券のみで乗車可能で、特急券は必要ありません。
一方で、未だ運転再開の見込みが立っていない列車もあります。大船渡線では、線路脇ののり面の一部が大雨により流出している箇所が発見されたため、一ノ関~気仙沼駅間の上下線で運転を見合わせており、復旧の見込みは立っていないとのことです。また、奥羽本線の新庄~院内駅間、陸羽東線の鳴子温泉~新庄駅間についても、当面の間列車の運転を見合わせるとしています。
さらに、国道トンネル工事の影響で、2022年5月から新庄~余目駅間にて全列車の運転を取り止め、バスによる代行輸送を実施してきた陸羽西線についても、当面の間、代行バス輸送の実施を見合わせるとのことです。
07/31 07:12
乗りものニュース