「ロシア自慢の最新戦車」ウクライナ軍に配備!? “かつての持ち主”に立ち向かう 国防省が写真公開

かなり状態よさそう。

ウクライナ陸軍でロシアのT-90M戦車を運用

 ウクライナ国防省は2024年7月12日、ロシア軍から鹵獲し、ウクライナ陸軍で運用されているT-90M戦車の写真を公開しました。

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ロシア軍の新鋭戦車T-90M。写真はロシア軍の車両(画像:ロシア国防省)。

 T-90Mは、2021年からロシア軍に引き渡しが開始された新鋭戦車で、「プラルィヴ」(ブレイクスルーの意)という愛称を持ちます。出力1130馬力の新型ディーゼルエンジンを搭載し、T-90から砲塔形状を一新しているのが外観上の特徴。現在、ロシア軍では最強クラスの戦車ですが、ドローンによる撃破が相次いでいます。

 ウクライナ国防省によると、鹵獲されたT-90M戦車は、ウクライナ陸軍の第68独立猟兵旅団に配備されているそう。公開された写真を見ると、ほぼ無傷で状態の良い車両のようです。砲塔上面に対ドローン対策用の「コープケージ(鳥かご)」が取り付けられているのも確認できます。

 T-90M戦車は、ロシア軍がウクライナへの全面侵攻を開始した2022年に初めて鹵獲されており、こうした鹵獲車両はウクライナ軍の貴重な戦力となっています。

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