動けなくなった「ロシア新鋭戦車」弱点を狙われ “火だるま”に ウクライナが映像公開

装甲車両にとっては厳しい戦場になりつつあります。

鮮明な「撃破の瞬間」が公開

 ウクライナ国防省は2024年6月1日、擱座したロシア軍のT-90M戦車をドローンで破壊する映像を公開しました。

Large 230731 norimono 01

ロシア軍の新鋭戦車T-90M(画像:ロシア国防省)。

 映像では、身動きが取れなくなったT-90M戦車に、自爆型ドローンが突入。激しい火災が発生しています。比較的装甲が薄く、弱点となる砲塔上部を狙った「トップアタック」で撃破されたこと確認できます。T-90M戦車は最初からハッチが空いた状態になっており、すでに放棄されていた車両とみられます。

 ウクライナにおける戦いでは、このT-90M戦車のように、擱座した車両がドローンに狙われて撃破されるケースが多発しています。

 T-90Mは、2021年からロシア軍に引き渡しが開始された新鋭戦車で、従来のT-90から砲塔形状を一新している点が特徴。現在、ロシア軍では最強クラスの戦車ですが、ドローンによる撃破が相次いでいる模様です。

自爆型ドローンのトップアタックで撃破されるロシア戦車

ジャンルで探す